【読解】予習はするものの、文章の内容・意味がわかりません
古文の予習は、品詞分解をして、古語もしっかり調べているつもりなのに、文章の内容がよくわかりません。
どうすればいいですか?
進研ゼミからの回答
こんにちは。
早速、いただいた質問についてお答えしていきましょう。
【質問の確認】
古文の予習は、品詞分解をして、古語もしっかり調べているつもりなのに、文章の内容がよくわかりません。どうすればいいですか?
【解説】
品詞分解もして、古語の意味もしっかり調べているのに、内容がわからないのは、「誰が(主語)」「どうした(述語)」がつかめていないからではないでしょうか。
「登場人物が多い」「登場人物が入れかわり立ちかわり出てくる」「主語が省略されている」などの古文特有の性質が原因で、「誰が」「どうした」をつかみづらく、予習で細かなところにばかり目を奪われてしまうと、内容がわからない状態になってしまうのです。
次の文章を見てみましょう。
部分的に見てしまうと、「見で」が見たのか見ていないのか、「などかくはさまよひ給ふ。」が誰の発言なのかわかりづらいですが、文章を前から見ていくと、
【アドバイス】
予習では、一つひとつの古語の意味や品詞分解などだけにとらわれず、「誰が」「どうした」を気にしながら、文章の流れ、全体のあらすじをつかむ練習もしましょう。
これからも、『進研ゼミ高校講座』を使って、国語の力を伸ばしていってくださいね。