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古文 定期テスト対策【助動詞】助動詞は何を覚えればいいですか

【助動詞】助動詞は何を覚えればいいですか

助動詞はたくさん種類がありすぎて、何を覚えたらいいかわからなくて困っています。どうしたらいいか教えてください。

進研ゼミからの回答

こんにちは。
早速、いただいた質問についてお答えしていきましょう。

【質問の確認】

助動詞はたくさん種類がありすぎて、何を覚えたらいいかわからなくて困っています。
どうしたらいいか教えてください。

【解説】

助動詞は「意味」「活用」「接続」を覚える必要があり、これらは、単に「文法的意味を答えよ」「文法的意味と活用形を答えよ」といった知識問題として出題されるだけでなく、頻出の現代語訳にも訳出のポイントして問われます。
「意味」「活用」「接続」でそれぞれねらわれやすいポイントがあるので、
これから挙げるものを入り口として押さえておきましょう。

■「意味」に注目して覚える助動詞
これはもう覚えるしかありません。意味に注目して覚えるべき助動詞は、複数の意味から文脈に適した意味を特定する必要があるため、正確な読解に欠かせません。

「む」
推量(~う・~だろう) 【例】 「いかならむ。」→どのようだろう。
意志(~う・~よう・~たい) 【例】 「ここにさぶらはむ。」→ここでお仕えいたしましょう。

「る・らる」
受身(~れる・~られる) 【例】 「人に知られじ。」→人に知られまい。
可能(~できる) 【例】 「つゆまどろまれず、」→全くうとうともできず、
自発(自然と~れる・~ないではいられない)

【例】 「思ひやらるる。」→自然とはるかに思われる。

尊敬(~なさる・お~になる)

【例】 「かの大納言、いづれの舟にか乗らるべき。」
→あの大納言は、どの舟にお乗りになるのだろうか。

■「活用」に注目して覚える助動詞
例えば、次の例文の設問を解くことができるでしょうか。

「活用」に注目して覚える助動詞

■「接続」に注目して覚える助動詞
助動詞の中には、活用すると同じ形になり、区別がつきづらいものがあります。
これらを見分けるために用いるのが「接続」の知識です。
次の問いの答えがわかりますか。

「接続」に注目して覚える助動詞。の例題
【「接続」に注目して覚える助動詞。の例題の解説
このように接続が狙われる助動詞には、「たり」「なり」などもあります。教科書の文章や文法書の例文を見て、接続のルールを確認しておきましょう。

【アドバイス】

ここで挙げた「意味」「活用」「接続」が確認できたら、
・文法のドリルに取り組む
・教科書の文章を使って、友達同士で問題を出し合う
などの方法で知識を確実にしていきましょう。そして、最後にはすべての助動詞について「意味」「活用」「接続」が把握できるように頑張って学習していきましょう。

これからも、『進研ゼミ高校講座』を使って、国語の力を伸ばしていってくださいね。

  • ここで紹介している内容は2017年3月時点の情報です。ご紹介している内容・名称等は変わることがあります。

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