【現代社会】 男女平等を目指す2つの法律の違い
男女雇用機会均等法と男女共同参画社会基本法は,どこが違うのですか?
進研ゼミからの回答
どちらも「男女平等を目指す」という点では共通していますが,男女雇用機会均等法は雇用に関してのみ規定している法律,男女共同参画社会基本法は社会活動全般に関して規定している法律,という点に違いがあります。
基本法とは,国の制度や政策についての理念や基本方針を示した法律です。
男女雇用機会均等法 | 男女共同参画社会基本法 | |
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制定 | 1986年 施行 | 1999年 施行 |
内容 | 募集,採用,昇進など,雇用に関して男女間の差別を禁止する法律。 | 男女が対等の立場で,個人としての能力を十分に発揮し,家庭生活と仕事などの生活を両立させていく社会を目指すための法律。またその実現のための責務を政府や自治体に求めてもいる。 |
補足説明 | 制定時は努力目標だったが、1999年の改正時に禁止に強化された。 | |
違いのポイント | 雇用に関してのみの法律。 | 社会活動全般についての法律。 |