“目に見えない”電子マネー普及で懸念される子どもの金銭感覚

Suica、PASMO、楽天Edyに、おサイフケータイなど、広く普及する電子マネー。たとえば、子どもが部活などで通学圏外へ行くときも、定期券に電子マネー機能をつけておけば、現金を持たせる必要がなく安心だ。さらに、小児料金用のPASMOやSuicaなどが発売されており、小学生がひとりで電車を利用して塾や習い事に通う時も、現金が必要なくなる。しかしながら、電子マネーを「目に見えないお金」として、子どもにどう理解させるかも大きな問題だ。ファイナンシャル・プランナーの宮里惠子さんは、こう話す。

 

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「電子マネーは、交通費以外に駅のコンビニ、自動販売機などでも利用できることが多く、保護者が知らない間に、ちゃっかり飲み物やお菓子などを購入している子どもも少なくないはずです。銀行のATMに行けばいくらでもお金が出てくると思っている子どもがいて驚いたことがありますが、これからは、電車に乗るにもジュースを買うにもお金が必要だ、ということさえ知らない子どもが現れる時代が来るかもしれません」

 

そして、大人がしっかりとお金について教える必要があるという。

 

「携帯電話料金や電子マネーといった『目に見えないお金』と上手につきあうためには、子どもたちに『目に見えるお金』の使い方をきちんと教えることが、今まで以上に大切になります。財布からお金を出して使うという実感を経験しないまま成長すれば、成人した時にクレジットカードの使い過ぎなどに陥ることになるかもしれません。

 

保護者の都合で買い与えた携帯電話や電子マネーによって、子どもたちが金銭感覚を学ぶ機会を奪われることがないように、大人と社会全体で子どもたちの金銭感覚を育てる必要がありそうです」(宮里さん)

 

出典:「目に見えないお金」のつきあい方を教える -ベネッセ教育情報サイト

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