STEP 3:自分から「おしっこ」と言える
トイレへの興味を引き出す為に、お風呂でアヒルの人形を使って遊ばせました。
その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした
パートを始めたのは娘が8ヵ月の時。仕事はほんの2時間程ですが、その間は職場内の託児所に預けていました。娘がちょうど1歳半の頃、同じ託児所内のお友達(3歳)のお母さんが、「そろそろおトイレで出来ないと恥ずかしいわよね~。」と一言。私は特別トレーニングを行っていなかったし、娘もムズムズを教える気配はなかったので、「そんなに早く出来るものなの?」と戸惑ってしまいました。このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました
しばらくは「やらなきゃ、頑張らなきゃ」とばかりに、せっせとおトイレに連れて行ったり、「おしっこは??」と聞いてみたりしていましたが、ある日気がついたんです。娘が楽しそうでないと言う事に・・・。何の為に急いでオムツをはずす必要があるのだろう?いったい何に焦っているの?・・・そう思った時、結局私の場合は、親の競争心と見栄のために娘を自分の都合に合わせようとしていたのだと思いました。それからは私からのアプローチは一切行いませんでした。ただ、お風呂に入った時などに、押すとピュ~ッと音の鳴るオモチャに湯を吸わせ、「あ、あひるちゃんおしっこだって。よーし、がんばれ~、ピュピュ~ン」等と言っては、飛び出る湯をおしっこに見立てて一緒に遊んでいました。娘が、洗面器にシャンプーハットをかぶせ、トイレに見立てて、「あひるちゃん、ちっこ、お風呂でしちゃだめよー。」と遊び始めたのは、それから2ヵ月程後の2歳の誕生日を迎えた頃でした。現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです
いま、娘は2歳7ヵ月ですが、お出かけの時と寝る時以外は、ほとんどパンツで過ごせるようになりました。お風呂でのおトイレ遊びからは、自分からトイレに行きたがるようになり、一度成功してからは、あっという間でした。それでも、遊びに夢中になった時や眠くなった時等、たまにちょろりと出ていることがありますが、とくにとがめないことにしています。32年間生きてきた私にだって、出来ないことも、また、出来ても失敗することもいっぱいあるのに、この子はまだ2歳だもの・・。同じ悩みを持つおうちの方へのエール
「ふつう」とか「平均」ばかり気にかけてしまうと、つい何が大切なのかわからなくなってしまうように思います。「ふつうのお母さん」や、「平均的母親像」を押し付けられて、心地のよい方が少ないように、子どもたちだって同じじゃないでしょうか。周りばかり気にかけて、自分やお子さんに「どうして出来ないの?」と責めるのではなく、「どうやって楽しもうかな(楽しませようかな)?」と、遊びにしてしまうのが一番だと思います。子どもにとって「遊び」は何よりの勉強なのですし・・・。STEP3の他の体験談も見る
・「おしっこ」「ウンチ」を教えてくれるように、こんな働きかけをしてみました
- 子どものお気に入りの歌や口調で、トイレを教えてくれるよう誘ってみました。
- トイレを好きなキャラクターのぬいぐるみやステッカーで飾ったり、頑張ろうポスターを作ってみました。
- 絵本やビデオを見せてトイレに興味を持つようにし、お友達がトイレをしているのを見せてもらいました。
- 「2歳でオムツをとるという」概念をすて、子ども自身がトイレをする時期を待ちました。
- オシッコと言った時には既に漏らしていたので、子どもの好きなキャラクターのパンツでトライしました。
- 親子関係が気詰まりになったので、一時トイレトレーニング(おむつはずれ)を中断してから再開しました。
- お漏らしするたびに「気持ち悪いよね」と声をかけ、子どもに気持ちの悪さを実感してもらいました。
- トイレへの興味を引き出す為に、お風呂でアヒルの人形を使って遊ばせました。
- ママやパパがトイレに行く際には、言葉で説明したり、実際にトイレに連れて行き便座に座らせてみました。
- 親のトイレをする姿を見せながら、子どもがオムツをはかないといったことを利用してトイレに誘ってみました。