【学習法・数学】解けない問題があったとき、どうすればいいですか?
わからない問題って何分考えればいいんですか?
進研ゼミからの回答
【質問の確認】
「わからない問題って何分考えればいいんですか?」
というご質問ですね。効率よく学習を進めるために大切な観点ですね。
早速確認していきましょう。
【解説】
「数学の問題を3時間も考えたのに,解けなかった・・・」という声もよく聞きます。
でも,ひたすら考えるより効率がよい進め方もありますよ。 時間を有効に使いましょう。
★最初の10~20分は試行錯誤。
その後「答えが出る可能性がない」と思ったら「解答」を見よう。
まずは,どんな解法があるか考えましょう。
考える手段があるときは,気がすむまで試行錯誤してよいです。
しかし,もう試みる手段がなく,どう解いたらよいかまったく思いつかなくなったら,
解答を読みましょう。
(演習問題の中には,解法を知らないと解けないような問題もありますから。)
【解答(教科書,参考書)を見てもよいとき】
◇ 20~30分考えても解法が思い浮かばないとき。
◇ 使う公式はわかったけど,公式を忘れてしまったとき。
◇ もう思いつく解法をすべて試してしまったとき。
★解答を見たら,その後,自力で解いてみる。
解答を見ただけで終わりにしてはいけません。
「次は絶対解いてやる!」という意気込みで,解答解説をよく読みましょう。
紙やノートに,実際に書き写してみるのも効果的です。
その後,自力で,解答を思い出しながら解けるか確認しましょう。
そうしないとその解法が身につきませんし,考えた時間が無駄になってしまいます。
【解答を見たら,その後どうする?】
1.自力で正解できなかった問題に,チェック印をつけておく。(もちろん,解答解説をよく読み,解き方を確認。)
2.数日後,チェック印のついた問題に,もう一度取り組んでみる。
3.答えを見ないで解けたら,チェック印をマルで囲むなどして,できるようになったことを書き込む。解けなかったら,また,翌日などに解いてみる。
このように,テスト前や目標の期日までに,チェック印がついたところをつぶしていきましょう。すべてチェック印がなくなれば,その範囲の問題はひと通り自力で解けるはずです。
【アドバイス】
数学は,ある程度考えることも大切です。しかし,テスト前は時間がないうえ,数学だけに時間をかけるわけにはいきません。
「考えるとき」「答えを見るとき」の切り替えをして,効率的に勉強を進めましょう。