【学習法・数学】応用問題が解けません
教科書の練習問題は解けるのですが,章末問題となると,途端に解けなくなります
進研ゼミからの回答
【質問の確認】
「教科書の練習問題は解けるのですが, 章末問題となると, 途端に解けなくなります。」
とのご質問ですね。数学の章末問題は, 大学入学共通テストなど実際の入試問題レベルの問題も多いです。
練習問題とは難しさが違いますので, その難易度に合わせた取り組み方を身につけていきましょう。
【解説】
«章末問題は, 「初めて解くとき」は, 解けなくても気にしなくて大丈夫です»
章末問題は, その章に関する代表的な問題が多く, 入試で出題されることもあるほど重要な問題です。
章末問題は, 「教科書の例題」の確認, と思われがちですが, 例題では扱いきれなかったような問題や, 今までの考え方では解くことができない, 新たな考え方が必要な問題も含まれています。
そのような問題に取り組むことが, 定期テストや模試, 入試で解けるようになるために重要です!
章末問題を通して, いろいろな「考え方」を学ぶことを意識しましょう。
«章末問題への取り組み方»
【1】初めて解くとき
解けなくても大丈夫ですが.すぐにあきらめてしまうのではなく,
まずはその章で学習したことを復習しながら, どんな考え方で解けそうかを考えてみてください。
そして解答を見て, 「なるほど, こんな解き方があるんだ」と思えれば, まずは大丈夫。
その考え方を自分の頭にストックしておきましょう。
ポイントがつかめたら, その場で解答を見ずに自力で答案を書いてみましょう。
きちんと理解できたか確認できます。
【2】2回目以降, その問題を解くとき
解答を見て学んだ考え方を思い出して, それを使って解ければOK!
解けなかったら, もう一度しっかり解答を確認し, 考え方や解答の流れを理解しましょう。
«章末問題レベルの問題で, 「見たことがある問題だけど解けない」という場合は要注意»
原因は,
・問題の条件を見落としている
・過去の考え方をきちんと思い出していない
・考え方を自分の頭にストックしたつもりになっている
ということが多いでしょう。
章末問題を解くときや解答を確認するときに,
・その問題では, どんな条件があるからその考え方が使えるのか
・どうしてその基準で場合分けをすればよいのか
意識してみましょう。
【アドバイス】
数学の場合は, 基本的な考え方は同じでも, 数値が違うだけで, 場合分けの数や方法,
ちょっとした解法が変わってきたりするので, その「基準」をつかむことが大切です。
そのためには, 進研ゼミのテキスト, 教科書, 学校の問題集をたくさん解いて,
いろいろなパターンの問題で練習していきましょう。