【電池と電気分解】鉛蓄電池のしくみ
鉛蓄電池のしくみがよくわからないので,わかりやすく教えてください。
進研ゼミからの回答
こんにちは。いただいた質問について回答します。
【質問内容】
鉛蓄電池のしくみがよくわからないので,わかりやすく教えてください。
というご質問ですね。
【質問への回答】
鉛蓄電池は,充電可能な電池です。これを2次電池といいます。
これに対して,充電できず使用後廃棄するタイプの電池は1次電池と呼ばれています。
鉛蓄電池は,下図のような構造になっています。
鉛蓄電池を電池として使用するとき,すなわち放電時には各極では,次のような反応をします。
一方,充電するときには,外部の電源に接続して逆向きに電流を流します。自動車では,運転してタイヤが
回転することで自動的に充電されます。このときは,各極において,上記の逆向きの反応が起こります。
鉛蓄電池の特徴は,放電すると,両極ともに硫酸鉛(Ⅱ)が生成しますが,充電時にはその硫酸鉛(Ⅱ)が正
極では酸化鉛(Ⅳ)に,負極では単体の鉛に戻るところにあります。反応が可逆的なので充電することができ
るのです。
【学習アドバイス】
鉛蓄電池の構造や反応は複雑ですが,
以上の点を押さえておくと問題が解きやすくなります。
このことを念頭において問題に取り組んでみましょう。
以上で回答を終わります。
これからも「進研ゼミ」の教材を利用して,力をつけていきましょう。