【時制の一致】時制の一致が起きている文でのcouldの訳し方
He told my mother that I could pass the exam.
という文の訳し方で、私は「彼は私の母に私は試験に合格できたと言った」と訳しました。
でも答えは「合格できる」とありました。なぜですか?教えてください
進研ゼミからの回答
こんにちは。
いただいた質問について、さっそくお答えします。
【質問の確認】
He told my mother that I could pass the exam.のcouldの訳が「…できる」となる理由は?というご質問ですね。
【解説】
He told my mother that I could pass the exam.ですね。
I could pass the examは時制の一致で過去形になっています。
時制の一致とは、主節(主節とは接続詞がついていないS+Vで、ここではHe told my motherのこと)の動詞が過去形の場合、従属節(接続詞があるS’ +V’、ここではthat I could pass the exam)の動詞を、過去形、過去完了にするという規則のことです。
He told my motherの後に続くことになるので、canが過去形couldになります。訳は現在形のように訳します。
次の文を比較してみましょう。
① He said that he would be tired after the job.
「彼はその仕事のあとで疲れるだろうと言った」
saidとの時制の一致のため、willが過去形のwouldになったもの。この文は、He said, “I will be tired after the job.”と同じ意味です。
② He said that he was tired.
「彼は疲れていると言った」
このwas tiredも時制の一致ですね。この文はHe said, “I am tired.”のことです。「疲れている」と現在形のように訳していることに注意しましょう。
③ He said that he had been tired.
「彼は疲れていたと言った」
過去完了は過去よりも前のことを表すために使います。ここではsaidが表す過去の時制よりも、さらに過去であることを表しています。He said, “ I was tired.”のことです。
時制の一致により①②③のパターンがあります。主節の時制がsaidと過去ですから、従属節の中は過去形か過去完了ですね。②は従属節の動詞が過去形ですが、現在形のように訳していますね。
あなたからの質問は②のパターンですね。
【アドバイス】
以上、質問にお答えしましたが,わかりましたか。今回の質問箇所以外にも時制の一致の文があると思います。教材などで調べてみましょう。
これからも『進研ゼミ高校講座』で一緒に頑張っていきましょう。