【関係詞】関係代名詞whatの意味と用法について
関係代名詞whatをいまいち理解が出来ないので、whatが問題に出たときに和訳をしたり英文を解くことが出来ない。
進研ゼミからの回答
こんにちは。
早速ですが、今回のご質問箇所は関係代名詞whatについてですね。
【質問の確認】
関係代名詞whatの意味と用法についてのご質問ですね。
【解説】
関係代名詞whatの一番の特徴は,「もの・こと」= the thing(s)という意味まで含んでいるところにあります。この意味を少し説明しておきましょう。
関係代名詞というものは、本来、先行詞となる名詞の代わりをする働きをしています。(whichはもっと長いものの代わりの場合もありますが)
例)This is the camera { which I got from my father }.
この文では、whichが関係代名詞、その直前のthe cameraが先行詞です。
whichはいわば接着剤で、後ろのI got from my fatherをthe cameraにくっつける働きをしています。
言い換えると、関係代名詞以下の{ }の部分がthe cameraを修飾する形になっています。
このwhichは先行詞によって決まっていますね。cameraは「物」です。
さらに、続きにI(S’) got(V’) from my fatherと続いていることから「…を」のO(目的語)が抜けています。このような場合は、「物」についての目的格の関係代名詞whichを使う、という約束でした。
(関係代名詞を考える場合、このS,V,Oといった文型の知識が不可欠です)
関係代名詞whatの場合、この先行詞が置かれていないことが最大の特徴です。
なぜならwhatに先行詞となるはずのthe thing(s)が含まれているからです。
例文を見てみましょう。
※what以下の直訳は「私が今日そうであるところのもの」だが,普通「今の私」と訳す。
このようにどの位置にでも置くことができます。
このように、「本来あるはずの先行詞が置かれていない。しかし先行詞のthe thing(s)はwhatの中に含まれている」ということが、最大のポイントです。
【アドバイス】
関係代名詞の単元では、使い分けができることが大切ですので、今後問題を解きながら覚えていくようにしましょう。
これで回答を終わります。
これからも『進研ゼミ高校講座』を使って、わかりにくいところを得意にしていきましょう。