【政治】 臨時国会と緊急集会の違い
臨時国会と緊急集会は何がどう違うのでしょうか?
進研ゼミからの回答
臨時会(臨時国会)は,臨時の必要があるときに開かれる国会(衆議院・参議院)です。
緊急集会は,衆議院の解散中,緊急の必要ができたときに参議院だけで開かれる国会(参議院のみ)です。
臨時会と緊急集会の違いは,次のとおりです。
■臨時会(臨時国会)
[どこで開かれるか]
衆議院と参議院
[召集の理由]
内閣が必要と認めたときか,いずれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があった場合
[会期]
臨時会の会期は,両議院(衆議院・参議院)一致の議決により決められます。
会期は2回まで延長することができます。
[議決の効力]
通常の国会の議決と同様の効力を持ちます。
■緊急集会
[どこで開かれるか]
参議院のみ
[召集の理由]
衆議院の解散中に,緊急の必要があるとき
[会期]
緊急集会は,国会の会期には含まれません。
[議決の効力]
あくまでも臨時的な措置であるため,緊急集会で決められた議決は,次の国会で「衆議院の同意」が
得られなければ,無効となります。