【近現代(明治時代〜)】 五・一五事件と二・二六事件の違い
五・一五事件と二・二六事件の違いがわかりません。
進研ゼミからの回答
五・一五事件と二・二六事件の違いは, 次のとおりです。
【五・一五事件と二・二六事件の違い】
五・一五事件 | ニ・二六事件 | |
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1932年5月15日 | いつ | 1936年2月26日 |
海軍将校の一団 | だれが | 陸軍の青年将校たち |
政党や財閥を倒し, 軍部中心の政府をつくろうとしたため。 | 目的 | 天皇の命に従って軍部が政治を行おうとする考えにもとづいて, 国家の改造を計画したため。 |
満州国の承認に反対していた犬養毅(いぬかいつよし)首相を暗殺。 首相官邸・日本銀行・警視庁などを襲った。 |
何が起きたか | 高橋是清(これきよ)蔵相らを殺傷。 首相官邸・国会議事堂・警視庁などを襲い, 一時, 東京の中心部を占拠した。 |
11月5日までには, 全員検挙された。 この事件によって, 政党政治は終わり, 軍人が政治に干渉するようになった。 |
結果 | 2月29日に, 反乱は鎮圧され, 失敗に終わった。 この事件を鎮圧した軍部の政治への発言力が強まり, 軍国主義が台頭した。 |
五・一五事件と二・二六事件を経て, 軍部は政治への発言力を強めていったことを押さえておきましょう。