【近現代(明治時代〜)】 新旧日米安全保障条約とサンフランシスコ平和条約の違い
新旧日米安全保障条約とサンフランシスコ平和条約の違いがわかりません。
進研ゼミからの回答
1.サンフランシスコ平和条約
1951年,日本とアメリカやイギリスなどの連合国48か国との間で結ばれた第二次世界大戦の講和条約。
これによって,日本は独立国としての主権を回復しました。
2.(旧)日米安全保障条約
1951年,サンフランシスコ平和条約と同時に,日本とアメリカとの間で結ばれた条約。
3.(新)日米安全保障条約
1960年,旧日米安全保障条約の内容を改定して結ばれた条約。
1により第二次世界大戦が正式に終結し,日本が独立することになりました。
2と3は,日本とアメリカの2国間の条約で,これが1との大きな違いです。
2は,日本から占領軍が撤退した後も,米軍が引き続き日本に駐留することを定めたものです。
ただ,2ではアメリカがどこまで日本の防衛にあたるかなどがはっきりしていなかったため,3では日米共同防衛の義務などが明記されました。
しかし,国民の間からは,「この条約のために,日本が米ソの争いに巻きこまれるのではないか」などとして,激しい反対運動(安保闘争)が起きました。