ふ入りの葉の「ふ」とは【植物の生活と種類】
光合成のヨウ素液を使った実験で「ふ入りの葉」を使いますが,「ふ」というのはなんですか?
進研ゼミからの回答
葉の緑色の部分に,ちがった色がまじったところを「ふ」といいます。
アサガオの葉の多くは緑色をしています。ところが1枚ずつの葉をよく見ていくと,一部が白くなっている葉があります。この葉の白い部分が「ふ」です。白くなっているのは,葉の一部が葉緑体をもたないためです。
「ふ入りの葉」というのは,このように葉の緑色の一部がぬけおちて白くなっているところのある葉をさします。
光合成は,葉の緑色の部分(葉緑体)で行われます。でも,ふの部分には葉緑体がないため光合成は行われず,デンプンがつくられません。そのため,ふの部分ではヨウ素液をつけても色の変化が見られません。