【詩】 比喩(ひゆ)の区別
直喩(ちょくゆ),隠喩(いんゆ),擬人(ぎじん)法の区別がわかりません。どうやって見分けたらよいか,教えてください。
進研ゼミからの回答
1 「~のようだ(ように)」などの,たとえを表す表現があるかどうか,
2 人間にたとえているかどうか,で見分けます。
比喩の種類を見分けるには,二つのポイントがあります。
1 「~のようだ(ように)」などが使われているかどうか
「~のようだ(ように)」などのたとえを表す言葉が使われているたとえ方を「直喩」と言います。「~のようだ(ように)」などが使われていないたとえ方を「隠喩」と言います。
・赤ちゃんのほおは,おまんじゅうのようにやわらかい。・・・「のように」を使っている→ 直喩
・赤ちゃんのほおは,おまんじゅうだ。・・・「のように」などを使っていない→ 隠喩
2 人間でないものを,人間にたとえているかどうか
人間でないものを,人間であるかのように表す方法を「擬人法」と言います。
・そうじきは,どんどんごみを食べていった。・・・そうじきという人間でないものの様子を,「食べる」という人間の動作を表す言葉でたとえている→ 擬人法
・そうじきは,排水口のようにごみを吸い込んでいった。
・・・そうじきが「吸い込む」という表現は,通常の表現であり,人間の動作を表す表現ではない→ 擬人法ではない
そうじきは排水口ではないが,それにたとえている→ 比喩(この場合,「~のように」を使っているので,直喩)