遊びのヒント
- 監修:鈴木みゆき先生
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お子さんの知的好奇心ムクムク!
「今日、何をして遊ぼうかな?」と思ったときに、必ず役立つアイデアいっぱい!
室内遊びや、外出時の電車の中など、さまざまな場面で楽しく遊べるヒントを年齢ごとにご紹介します。
3~4歳
「動物あてっこクイズ」
動物が出てくる絵本や図鑑で、動物あてっこクイズをしましょう。「『イ』で始まる動物どーれ?」「耳が長くて、ぴょんぴょん跳ねる動物は?」「木登りが得意な動物はどれかな?」「木の実が好きな動物は?」などと動物に関するクイズを出して子どもに探してもらいます。
3歳は、知的好奇心が芽生え、興味の対象が身のまわり中心から外の世界へと広がる時期。未知の世界がいっぱい詰まっている絵本や図鑑は、子どもの興味を広げるにはピッタリの遊び道具ですね。ただ、クイズ遊びをするときに気をつけたいのは、教え込もうとしないこと。「これは何て言うんだっけ?」などという質問は、クイズではなくてテストです。あくまでも子どもがあれこれ考えたり、想像したりするのを一緒に楽しむことが大切です。
「絵本で音探し」
絵の中には、静寂も含めてたくさんの音が描かれています。どんな音が描かれているか場面をじっと見ながら、探してみましょう。「象さんがりんごを食べているよ」─「カプリ、ムシャムシャ」、「鳥さんが歩いているね」─「チョコチョコ」、「風が吹いているよ」─「サワサワサワ」など、背景の中にも音がいっぱい隠れていますよ。
日本語にはたくさんの擬態語、擬音語があります。例えば、雨の降る様子ひとつとっても、ザーザー、シトシト、ポツポツなどいろいろな表現の仕方をします。これは日本人の感性が豊かな証拠。擬態語・擬音語は日本語特有のセンスや美しさ、そして表現力を養います。想像力をフルに働かせて、場面からあふれる音を探してみましょう。
- ●ポーズのものまね
- 絵本をぱっと開いて、その場面で主人公がとっているポーズをまねっこして遊びました。特にオススメなのが、動きや表情が大げさに描かれている動物やおばけ、怪獣が出てくるお話。「せーの」のかけ声で同時にポーズをとりあい、お互いの姿を見て大笑いしていました。
- ●絵本に出てくる乗り物お絵描き
- 男の子が夢中になるものと言ったら、乗り物関係の絵本。絵本に出てくる乗り物を絵に描いてあげたらとても喜びました。描くと言っても、絵本を見ながら輪郭だけ描くだけ。切り抜いたものをお菓子やティッシュの空き箱にはれば、立体おもちゃにもなります。
- ●どれが好き?
- 図鑑など同じカテゴリーごとに分類されている本を見ながら「どれが好き?」と聞いて遊びました。「どれが食べたい?」「どれに乗りたい?」「どれがほしい?」など。子どもの意外な“好み”がわかって楽しいですよ。「パパはどれが好き?」と逆に質問されることも!