遊びのヒント
- 監修:鈴木みゆき先生
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お子さんの知的好奇心ムクムク!
「今日、何をして遊ぼうかな?」と思ったときに、必ず役立つアイデアいっぱい!
室内遊びや、外出時の電車の中など、さまざまな場面で楽しく遊べるヒントを年齢ごとにご紹介します。
5~6歳
「図鑑で生き物調べ」
お外で虫や花など子どもが興味をもったら、デジカメや携帯電話で写真にとり、図鑑で調べてみましょう。「この虫はひげが長いね」「葉っぱにギザギザがあるよ」などと特徴を見つけてあげると探しやすいでしょう。撮った写真をプリントアウトして、オリジナル図鑑を作ってもいいですね。
5歳になると、体験の中から得た情報を自分なりに整理して、「○○かな?」と思考することができるようになります。大人顔負けの「虫博士」や「電車博士」が誕生するのもこの時期。図鑑を大いに利用して、子どもの探究心や好奇心を深めるサポートをしてあげましょう。一緒に調べるという親の姿勢から、自分で思考しながら答えを探すということを学んでいきます。
「お話の続きつくり」
読み聞かせのあとに、「○○はこのあと、どこへ行ったのかな?」「次の朝起きたら、何が起こるだろう?」「○○ちゃんだったら、どうする?」などと問いかけて、お話の続きをつくってみましょう。自分が考えたお話の場面を絵に描いて、オリジナルストーリーをつくってもいいですね。
子どもは絵本を読みながら、自分の体験と絵本の世界を比べたり、登場人物と自分を重ね合わせたりしています。つまり、お話の続きをつくるというのは、自分自身を表現するということ。絵を描いたり、詩を書いたりするのと同様、自分らしく生きるための力のもととなるでしょう。語りたがらないときもあるかもしれませんが、それも自己表現のひとつ。子どもなりの表現を大切に見守ってあげてください。
- ●30秒記憶力クイズ
- 絵本の1画面を30秒間見せてからいったん閉じて、「ねこちゃんはくつをはいていたでしょうか」「それは何色でしたか?」などとクイズを出して遊びました。今まで気づかなかった背景の部分や細かいところまで目がいくので、発見がいっぱい。子どもに出題者になってもらっても楽しいですよ。
- ●オリジナルペープサート
- 子どもに絵本の主人公を描かせてそれを切り抜き、ペープサートにして遊びました。元のお話をそのまま演じて楽しんだり、違うストーリーに発展させたり。テーブルやソファーの後ろなどをステージにすると、劇場の雰囲気が出ますよ。
- ●図書館ごっこ
- 子どもに貸し出しの人になってもらい、図書館ごっこをして遊びました。「動物の本が読みたいんですけど」─「はい、これはいかがですか。動物がたくさん出てきますよ」。「楽しい気分になる本を貸してください」─「これを読むとめちゃめちゃ元気になります」などとやりとりします。子どもの本に対するイメージがわかって楽しいですよ。