【関係詞】関係詞の使い分け
India is the country( )I have wanted to visit for a long time.
「インドは私が長いこと訪れたかった国だ」
(1)where (2)in which (3)to which (4)which
(空欄に入る最も適当なものを選べ)
この問題で、私は(1)を解答に選びましたが、正解は(4)でした。「先行詞が“場所”を表す語句(本問ではthe country)である場合、関係詞はwhereが用いられる」と習いましたが、なぜ(4)が正解になるのですか。
進研ゼミからの回答
こんにちは。
今回の質問についてお答えしていきましょう。
【質問の確認】
(空欄に入る最も適当なものを選べ)
「インドは私が長いこと訪れたかった国だ」
India is the country( )I have wanted to visit for a long time.
(1)where (2)in which (3)to which (4)which
この問題で、私は(1)を解答に選びましたが、正解は(4)でした。
「先行詞が“場所”を表す語句(本問ではthe country)である場合、関係詞はwhereが用いられる」と習いましたが、なぜ(4)が正解になるのですか。
というご質問ですね。
【解説】
関係詞は、ある名詞(=先行詞)にそれを修飾する節を結びつける働きをするものです。
このような、関係詞の選択の問題では、先行詞である名詞が後ろに続く 関係詞節中でどのような役割を果たしているかを見極めて適切な関係詞を選びます。
「先行詞が“場所”を表す語句だから関係副詞whereを選ぶ」ということではありません。
この問題では、どのように考えればよいのか説明していきますね。
次の手順で考えましょう。
(1) 先行詞はthe country
(2) ( )以下の節(=関係詞節)を文に戻してみる。
→I have wanted to visit the country for a long time.
(3) この文ではthe country は他動詞visitの目的語になっている。
⇒目的語になるのは目的格のwhichです。
関係副詞は関係詞節中に全ての文の要素が揃った、完全な文の形の時に用いることができます。
〈例文〉India is the country where I was born. 「インドは私が生まれた国だ」
この文のwhere以下:I was born.は文の要素が揃った完全な文の形になっていますね。
* I was born in the country. ということなので、関係副詞where以外に、
関係代名詞whichを用いることができますが、
その場合は前置詞inを落とさないように注意する必要があります。
→ India is the country in which I was born.
今回の問題の動詞は他動詞visit なので、前置詞を用いることはできません。したがってwhichのみが正解となるわけです。なぜwhereではいけないのか理解できましたか。
【アドバイス】
関係詞を正しく理解しておくと、より複雑な内容の英文を読んだり、書いたりすることができるようになりますよ。
関係代名詞と関係副詞の使い分けはなかなか難しい文法項目です。今回の説明をよく読んで理解しておいてください。
そしてこれからもこの調子で、学習を進めていってくださいね。