【短歌・俳句】 対句(ついく)の見分け方
「対句(ついく)」は逆の意味の語句が二つ並んでいるものを指すのではないのですか? 対句とはどういうものか,よくわかりません。
進研ゼミからの回答
「対句」は,逆の意味の語句が二つ並んでいるものを指すのではありません。対句とは,対応する語句を同じ組み立てで並べて,印象を強める表現技法です。
<対句の例>
この例で,上の行と下の行は同じ組み立てで,「空」と「海」,「どこまでも」と「果てしなく」,「高く」と「広い」は同じような働きをしていて,それぞれが対応する関係にあります。しかし,どれも逆の意味になっているわけではありません。
対句とは,このように,対応する語句を同じ組み立てで並べているものを指します。
※下の例のように,対句が使われていて,対応する語句の意味が逆のものもあります。
山は 怪物のように 大きく
人は 豆つぶのように 小さかった