定期テスト対策 高校理科

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生物 定期テスト対策【動物の反応と行動】 「隣接する静止部から興奮部に向かって活動電流が流れる」の意味がよくわかりません。

【動物の反応と行動】 「隣接する静止部から興奮部に向かって活動電流が流れる」の意味がよくわかりません。

細胞膜の内側、外側で電位差ができているのは理解できましたが、
「細胞膜の外側では隣接する静止部から興奮部に向かって活動電流が流れる」 という意味がよくわかりません。
どうしてこのようなことが起こるのですか?

進研ゼミからの回答


【質問内容】
細胞膜の内側、外側で電位差ができているのは理解できましたが、「細胞膜の外側では隣接する静止部から興奮部に向かって活動電流が流れる」という意味がよくわかりません。どうしてこのようなことが起こるのですか?

【質問への回答】
こんにちは。早速回答させていただきますね。

刺激を受けていないニューロンの静止部では、細胞外は正(+)に、細胞内は負(-)に帯電しています(静止電位)。ニューロンを刺激すると、その部分で細胞内外の電位が逆転した後、すぐに元に戻ります(活動電位)。活動電位が発生することを興奮といいます。興奮は、ニューロンに活動電流が流れることで伝わります。これは、刺激を受けた興奮部と静止部との間で微弱な電流が流れる現象の連続により起こります。

次の図で、詳しいしくみを確認しておきましょう。


【動物の反応と行動】 「隣接する静止部から興奮部に向かって活動電流が流れる」の意味がよくわかりません。

また、静止電位と活動電位の発生は、細胞膜上にある輸送タンパク質によるイオン輸送により起こります。少し複雑になりますが、必ずしくみを理解しておきましょう。


【動物の反応と行動】 「隣接する静止部から興奮部に向かって活動電流が流れる」の意味がよくわかりません。

【学習アドバイス】
活動電流が流れる向きを理解するには、活動電位が生じるしくみを理解する必要があり、活動電位が生じるしくみを理解するには、細胞膜上にある輸送タンパク質によるイオン輸送のしくみの理解が欠かせません。つまり、ピンポイントに用語の意味を覚えたり、ある現象1つについてだけ理解しようとするのではなく、1つひとつの現象のしくみを関連付けて理解していくように意識すると、全体の理解度がぐっと上がります。

引き続き、ゼミ教材を活用して学習を進めましょう。

  • ここで紹介している内容は2017年3月時点の情報です。ご紹介している内容・名称等は変わることがあります。

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