【近現代(明治時代〜)】 国際連盟・国際連合(国連)の違い
国際連盟と国際連合の違いは何でしょうか?
進研ゼミからの回答
国際連盟と国際連合は,どちらも世界大戦を反省して「世界平和と国際協調をはかるための機関」としてつくられたものです。おもなポイントをまとめると次のようになります。
国際連盟 | 国際連合 | |
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もとになった考え・提唱した人物 | 「14か条の平和原則」(1918年) アメリカのウィルソン大統領 |
「大西洋憲章」(1941年) アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領とイギリスのチャーチル首相 |
成立 | 1920年1月 (第一次世界大戦後) |
1945年10月 (第二次世界大戦後) |
本部 | ジュネーブ(スイス) | ニューヨーク(アメリカ合衆国(アメリカ)) |
特色 | ・すべての加盟国の権利や義務は平等 ・アメリカ合衆国は、議会の反対ではじめから不参加 ・日本, イタリア, ドイツはのちに脱退した |
・安全保障理事会では5つの常任理事国(アメリカ合衆国・ロシア連盟・中国・イギリス・フランス)に「拒否権」がある ・世界の大部分の国が加盟している |
総会の議決 | 全会一致が原則 | 多数決が原則 |
制裁 | 経済制裁のみ | 経済制裁のほかに, 武力制裁も可能 |