【国語文法】 文節を分けるときの見分け方
文節の分け方で,分けるときと分けないときがわからなくなります。どう見分けたらよいですか?
進研ゼミからの回答
前の文節に「意味を添える語(=補助語)」は文節に分け,「二つ以上の語が結び付いて一つになった語(=複合語)」は文節に分けません。
[例]
雪の/降り積もった/日,/祖母は/病院で/診て/もらい,/手術は/成功した。
↑ ↑ ↑
「降り積もる(降る+積もる)」 「診て/もらう」の 「成功する
=複合語 「もらう」は補助語 (成功+する)」
(「補助語」は文節に分ける) =複合語
紛らわしい文節・・・迷ったら思い出そう!
・文節に「区切る」のは
(1) [意味を添える語](「補助語」と言うこともある)
[例]いる・みる・もらう・くれる・ほしい・おく・くる・とき・こと・ない
( 眠って/いる 読んで/みる 買って/もらう 言って/ほしい しまって/おく
呼んで/くる 走る/とき 遊ぶ/こと)
見分けるコツ:「~て(~で)」のあとに付くことが多い。
(2) [指し示す語](指示語)
[例]この・その・そう・どんな (この/道は)
(3) [感動・呼びかけ・応答・あいさつなど]
[例]まあ・ねえ・はい・おはよう (まあ/うれしい)
・文節に「区切らない」のは
[複合語](複数の語が結び付いて一語になったもの)は,途中で区切らない。
[例]降り出す(降る+出す) 成功する(成功+する) 心細い(心+細い)
夏季休暇(夏季+休暇)