白黒による紙面設計
(事例で学ぼう!
デザイナーによる学級通信)
すぐに使える!デザイン&レイアウト講座
白黒による紙面設計
ステップ3
事例で学ぼう!デザイナーによる学級通信
桜庭佑 (ウェブデザイナー)
学級通信がひと手間でぐっとよくなる
学級通信をよくするレイアウトのコツを簡単に説明します。
1.フォーマットを決めよう!
2.写真を活用しよう!
3.色を使ってみよう!
1.フォーマットを決めよう!
この作例のように掲載要素の位置とだいたいのサイズ(文章量)を決めておけばレイアウトで困ることはありません。もしあなたが写真の加工ができるなら、記事の見出しを写真の中に太目の文字で入れてみましょう。
2.写真を活用しよう!
写真はいくつものことを瞬間的に伝えます。 授業や学校生活の様子を撮影していたら、それを活用しましょう。
生徒の表情が言葉を並べるよりも雄弁に語ってくれるでしょう。
たとえば、可能なら生徒にデジカメを渡して、一日取材を依頼するというのはどうでしょう。
思わぬ収穫があるかもしれません。
3.色を使ってみよう!
色で季節感や統一感を出してみましょう。
写真には色がたくさんありますし、たくさん色を使うとまとめるのが難しくなります。
季節感を考えて、白地に一色だけ使ってみましょう。
単純に新緑の季節は緑、夏は爽やかに青、秋は渋い赤など、一般的にイメージされる色がよいでしょう。
色は原色は避けて、すこし白を混ぜたような色にすると落ち着きがよくなります。
※参考に同じ内容で色違いの作例をつくりました。
梶山俊文さん (グラフィックデザイナー)
作例1
基本的なものと段組みを変えずに、大項目の用件の違いなどに考慮して、わかりやすさを一番にデザインしました。
作例2
各項目に目をとおしてもらいやすいように、あえてA4断ち切りのレイアウトにしました。 「今月のことば」「今月の行事予定」など遊びのある配置になっています。
ステップ1