学校行事ポイントマスター
(運動会)

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運動会

ポイント1

勝つことにこだわることも大事。だが、子どもたちには同時に達成感も味わわせたい。

ポイント2

応援・演技・競技のそれぞれがクラスをまとめる良い教材であると考える。

ポイント3

運動会の運営は、子どもたち自身が楽しんで進行できる形にする。

[ポイント1]の「勝つことと同時に達成感も得られるようにする」ということですが、 たとえば、リレーや100m走などでトップのタイムだけを記録しておき、 毎年その最高タイムの更新を子どもたちの目標にする、というのはどうでしょうか。 ≪最高記録に挑む≫という勝負を超えた目標を子どもたちに提供できます。 また、中には短距離より、長い距離のほうが得意という子どももいます。 その場合も考え、中長距離走(800~1000m、長くても1500mほど)も種目に加えると競技の幅も広がるとでしょう。

続いて[ポイント2]ですが、クラスの団結力を強くする競技としては「騎馬戦」「棒倒し」「綱引き」など、 皆で力を合わせて戦う競技が適しています。 これを赤組・白組という分け方ではなく、クラス対抗にして競わせるというやり方がよいでしょう。 全員参加のクラス対抗リレーも効果的です。誰かが遅れた分は他の誰かがカバーという意識が自然に高まっていきます。 また30人31脚のような大掛かりな競技を取り入れるのもよいでしょう。 まさにこの競技は、クラス全員の息が合わなければ走ることもままなりません。 当然練習する時間が必要になりますが、本番に向けた練習期間がクラスをひとつにする重要な時間になります。

[ポイント3]は、子どもたちの自主性を養います。 たとえば、準備の段階から生徒会や児童会が中心となって競技内容やプログラムの構成を考えたり、 運動会当日は開閉会式の司会から、競技の進行も生徒に任せます。競技中の実況アナウンスも、 放送委員会の生徒を中心に行うなど各委員会で係を分担し、なるべく多くの生徒が運営に携わるようにします。 生徒たちが楽しく運営できるように、先生方は要所要所でサポートしていくことが重要です。

こんな工夫もいかがですか?

運動会の工夫・アイデアです。

保護者参加の競技の結果も、子どもたちの得点に加算する(子どもたちの応援も盛り上がる)。
保護者が子どもを応援しやすい環境を整える。ビデオやカメラ撮影をしている保護者のためにゴール付近などに撮影用のコーナーを設ける。
※ただし、自分の子どもの学年の時のみしか入らないという約束事をつくる。
徒競走などの順位が決まる競技では、なるべく力の差があまりないような組み合わせで走らせる。
帽子、ハチマキ、ハッピなど、何かしら身に付けるものを統一し、クラスの団結心を高める。
参加できなかった保護者のために、速報としてWebで運動会の様子を公開したり、プリントしたものを児童に持ち帰らせたりする。
保護者も含めた応援合戦をする(得点として加点する)。
動画撮影班をつくり、運動会のダイジェスト動画をつくり、後日配布する。

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