遊びのヒント
- 監修:鈴木みゆき先生
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お子さんの知的好奇心ムクムク!
「今日、何をして遊ぼうかな?」と思ったときに、必ず役立つアイデアいっぱい!
室内遊びや、外出時の電車の中など、さまざまな場面で楽しく遊べるヒントを年齢ごとにご紹介します。
4~5歳
「虫とお話」
夕方に、公園やお寺、神社などに出かけて、虫の音に耳を傾けてみましょう。草むらにしゃがみ込んで耳を澄ますと、リーリーリー、スイーッチョンスイーッチョン、チッチッチッチッ、コロコロリーなど、いろいろな虫の音が聞こえてきますよ。虫さんとお話ししているつもりで、鳴き声のまねっこも楽しいですね。
テレビの音、車の音、電気製品のブザーからドアチャイムまで、生活全体が人工音であふれている今だからこそ、自然の音に耳を傾ける体験はとても大切ですね。相手は生き物ですから、近づいたら鳴きやんでしまったり、跳んで逃げてしまったりするかもしれませんが、それも大切な自然体験。生き物との距離感を五感で感じることが、自然理解の第一歩になります。
「セーターおばけ」
身近にある秋の葉や実(ススキの穂、落ち葉、くっつく実など)をセーターにくっつけて、愉快なおばけの顔をつくりましょう。笑っているおばけ、怒っているおばけ、泣いているおばけなど、表情をつけると楽しいですよ。
ふだん見慣れている葉っぱもこうやって遊ぶと、かたちや色の違いに気づくようになりますね。また、置き方を変えれば、怒っている顔になったり、悲しい顔になったり表情に変化をつけることができます。感性が自然と磨かれていくでしょう。
- ●まつぼっくりの剣玉
- 紙コップの底に糸をつけ、その糸の先にまつぼっくりを結びつけて、まつぼっくりの剣玉を作って遊びました。1分間にまつぼっくりをコップの中に何回入れることができるか、親子で競争すると盛り上がります。
- ●くんくんくん・・・
- 秋のにおいの当てっこ遊びで、紙袋に、落ち葉や杉の葉、木の皮、キンモクセイの花などを入れて、どんなにおいがするか当てっこしました。「薬のにおい」「土のにおい」「ジュースのにおい」など、子どもなりに一生懸命に言葉を考えていました。
- ●木の枝でバランス遊び
- 20~30センチくらいの細い木の枝を拾ってきて、真ん中を指に乗せてバランス遊びをしました。太い木、短い木、長い木などいろいろな木でトライ。じょうずにバランスがとれるようになると、頭や足の上にも乗せて歩くなど離れ業にも挑戦していました。