監修:太田百合子先生

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らくらく☆にこにこ離乳食

モグモグ期(7・8ヵ月ごろ)

もぐもぐと口を動かし、食べ物をつぶして飲み込む練習をする時期。
上手にゴックンと飲み込めるようになって、いやがらずに食事がとれていれば食事の回数を増やし、少し食感のあるかたさに進めてみましょう。

  • 1日2回
  • 赤ちゃんがほしがるとき(目安は日中5,6回)
  • 7倍がゆ
  • 舌でつぶせるかたさ(豆腐くらい)
  • 調味料を使う場合はごく少量、風味づけ程度に

らくらくポイント

ゆでてつぶす、煮てほぐす、など調理法はシンプルでOK。食べられる食材が増えるので大人の食材の使い回しもしやすくなります。急に食べなくなる、特定のものしか食べないといったことも珍しくないので、焦らず無理せず続けてみて。 ※「食べなくて困った!」解決のヒントもチェック! 「食べなくて困った!」解決のヒント」

ここは押さえて

食事からの栄養の割合が増えてくるので、炭水化物(おかゆ、食パンなど)、ビタミン(野菜、果物など)、タンパク質(豆腐、魚、肉など)をそろえるように心がけてみて。味をつけるとよく食べることもありますが、早いうちから調味料に慣れてしまうと味覚が育ちにくいので、極力素材の味を生かしましょう。食べなくても、いろいろな種類の食べ物を見せる だけで、赤ちゃんにとっては良い刺激になります。

進め方

1日2回、母乳・ミルクの前に。舌で食べ物を上あごに押しつけてつぶして飲み込むので、モグモグが上手になっているかをチェック。飲み込むことが上手になると、今度は丸飲みしてしまうこともあるので、ゆっくりと言葉かけをしながら口に運びましょう。

この時期から食べられる主な食材

炭水化物 米 うどん そうめん 食パン じゃがいも さつまいも
コーンフレーク オートミール
ビタミン・ミネラル にんじん たまねぎ 大根 かぶ ほうれん草 小松菜 白菜 キャベツ
かぼちゃ ブロッコリー カリフラワー トマト とうもろこし
りんご 桃 いちご みかん メロン すいか なし バナナ 里いも レタス
アスパラガス きゅうり なす えんどう豆 青のり
タンパク質 豆腐 麩 しらす干し ちりめんじゃこ ひらめ かれい
たら 鯛 鮭 めかじき ツナ 鶏ささみ 納豆 粉チーズ
卵黄(卵白は8カ月ごろから) きなこ
調味料 塩 しょうゆ みそ

※じゃがいも、さつまいもは、ビタミン・ミネラルも多く含みますが、離乳食では1食での割合が高いので炭水化物としています。