できたよ 逆上がり!~逆上がりのコツがつかめる練習法~【STEP-4】逆上がりにチャレンジしよう!

逆上がりのコツをつかむ4回シリーズ、いよいよ最終回となりました。【STEP-3】までで、逆上がりのコツはほぼつかめたのではないでしょうか。【STEP-4】では、より完成度の高い逆上がりに仕上げるために、逆上がりにありがちな悪い例と理想的な例、そして理想に近付けるためのポイントを見ていきましょう。

<できたよ 逆上がり!(動画)>

<できたよ 逆上がり!>【STEP-4】逆上がりにチャレンジしよう!(動画)>



1 逆上がりのありがちな悪い例

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【STEP-3】までの練習でも「まだ逆上がりが苦手」という人は、下に挙げたようなクセが出てしまうことがあるのではないでしょうか。


 ●あごや上半身を反らせたまま回転しようとする
 ●回る時、ひじが伸びてしまう
 ●蹴り出すスピードが遅いため、足が高く上がらない


これらは、なかなか自分では気付きづらいものです。



2 理想的な逆上がりとは

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それでは、理想的な逆上がりを確認しましょう。


 ●両手を肩幅くらいに開き、ひじを曲げて鉄棒を握ります
 ●足を前後に開き、踏み込む足を鉄棒の真下より少し前に、蹴る足を後ろに置きます
 ●勢いを付けて前の足で踏み込み、後ろの足を頭の後ろに向けるつもりで振り上げます
 ●両足が上がり、体が逆さまになったらおなかを鉄棒に乗せ、ひざを鉄棒に近付けるようにして回転します
 ●最後は腕で身体を支えながら、身体をまっすぐに伸ばし、手首を返して起き上がります


よいお手本をよく見ることで、逆上がりの完成度が上がります。「できたよ 逆上がり!」の動画で、上記のポイントをおさえた見本演技を見て、頭の中にイメージをつくりましょう。



3 補助付き逆上がり

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一人で練習するより、補助者がいたほうが、正しいフォームを身に付けやすくなります。上に挙げた「ありがちな悪い例」に陥らないように、ぜひ親子で取り組んでほしいと思います。

保護者のかたにしていただきたいのは、回転をスムーズに行う補助です。まず、鉄棒におなかを乗せるまでの動作がうまくいかない時には、補助者は、子どもの足の動きに合わせながら、円を描くように腰を押してあげるとよいでしょう。

おなかを鉄棒に乗せたあとに、身体を上に起こす動作がうまくできない場合もあるでしょう。鉄棒よりおへそが少し上にあると起き上がりやすいので、上体をずらす補助をしてください。
慣れてきたら、少しずつ補助をする力を弱めていきます。



4 一人で逆上がり

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最後に、一人で逆上がりをします。今までの練習を思い出しながら、特に回る時のひじ、振り上げる足のスピードに気を付けて、きれいなフォームの逆上がりを完成させましょう。

どんな運動にも、できるようになるためのコツがあります。たとえ今は苦手でも、いつかきっと逆上がりができるようになります。今までできなかった運動ができるようになった時の喜びは、子どもたちにとって大きな自信につながることでしょう。ぜひ親子で、そんな感動を味わってほしいと願っています。

プロフィール



「湘南とびうお体操クラブ」にて、運動の苦手な子から本格的な体操選手まで、幅広い層に指導。女子ジュニアナショナル選手を輩出経験あり。

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