できたよ 逆上がり!~逆上がりのコツがつかめる練習法~【STEP-3】いろいろな練習にトライしよう!

これまで【STEP-1】【STEP-2】を通して、逆上がりにつながるいろいろな練習をしてきました。【STEP-3】では、さまざまな補助を加えたうえで、実際に逆上がりをやってみます。どれも楽しみながら取り組めるものばかりです。やりやすい方法を見つけて、逆上がりのコツをマスターしましょう。

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1 背中合わせで逆上がり

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最初は、親子二人で遊びながら逆上がりの感覚を身に付ける、「背中合わせで逆上がり」です。



 (1)逆上がりをする人が鉄棒の前に立ち、鉄棒を握ります。その人と背中をぴったりとくっつける形で、補助をする人が立ちます。
 (2)逆上がりをする人は両足でジャンプし、鉄棒におなかの下辺りを乗せます
 (3)補助をする人は立ち位置を変えずに、上体を90度くらい倒して前かがみになります。ひざは軽く曲げて、あごを引きます。逆上がりをする人は、補助者の背中にもたれる格好になります。
 (4)補助者は、かがんだ姿勢のまま後ずさりします。すると逆上がりをする人は、後ろから腰を持ち上げられる形になりますから、そのまま両足を上げ、鉄棒におなかを乗せて回転すれば、逆上がりをした格好になります。


この方法は、補助をする人が身体を持ち上げてくれるので、足を振り上げる力や腕の力が弱くても逆上がりができるという利点があります。また、補助をする人も特別に力を入れる必要がありませんから、きょうだいや友達どうしで練習しても楽しいでしょう。



2 坂を使って逆上がり

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次に、坂を利用する逆上がりの練習法を紹介します。踏みきる足が地面より高くなるこの方法で、少ない力でも足が上げられます。


 (1)すのこなど踏みきり用の板を、鉄棒をする人から見て上り坂になるように斜めに立てます。
 (2)鉄棒を握って、足を前後に開き、逆上がりの構えをします。その時前の足は、踏みきり板の上に置きます。
 (3)腕を曲げ、踏みきり板を駆け上がるようにして、逆上がりをします。
踏みきり板でつくる坂の角度が急なほど、楽に逆上がりができます。様子を見て調節してください。慣れてきたら角度を緩めて、平らな地面で踏みきる状態に近付けましょう。


すのこを使う場合、軽いので蹴った衝撃でずれてしまうこともあります。大人が押さえるようにすると安心です。



3 タオルを使って逆上がり

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最後は、タオルを使って逆上がりをしてみましょう。タオルが支えになって、腕の力が弱い子どもでも、楽に腰を上げることができます。



 (1)長めの丈夫なタオルを腰に当てて、低い鉄棒の前に立ちます。
 (2)鉄棒におなかを当て、腰から回したタオルの両端を鉄棒に乗せます。
 (3)タオルの上から鉄棒をつかんで、逆上がりの構えをします。
 (4)タオルにもたれかかるようにして、逆上がりの回転を開始します。


タオルを短く持つほうが、腰を支える効果が高いので楽に回れます。逆にタオルを長く、両端に近いほうを持つようにすると、より自分の力を使って回る練習になります。状況を見極めて、調節します。

遊び感覚で逆上がりのコツを体得できる練習法を、3つ紹介しました。逆上がりが苦手だった子どもも、このステップまででほぼ、コツをつかむことができたのではないでしょうか。

次は、最後の【STEP-4】です。逆上がりの総仕上げをしましょう。


プロフィール


佐藤貴史

「湘南とびうお体操クラブ」にて、運動の苦手な子から本格的な体操選手まで、幅広い層に指導。女子ジュニアナショナル選手を輩出経験あり。

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