中高一貫校を徹底解剖!関東女子校編(桜蔭中、女子学院中、豊島岡女子学園中)

 お子さまの中学受験を考える場合、中高一貫校を志望する保護者のかたも多いと思います。この記事では、『首都圏・女子校編』として、桜蔭中(私立・東京)、女子学院中(私立・東京)、豊島岡女子学園中(私立・東京)の3校の入試データと出題傾向をご紹介します。

 

 

 監修は、森上教育研究所の森上展安先生です。データは森上教育研究所スキル研究会による『中学受験はじめての学校ガイド2015』(ユーキャン/自由国民社)から引用しています。

 


桜蔭中

【2013年度入試データ】

 偏差値:71

 受験者:517人

 合格者:261人

 倍率:2.0倍

 配点:(320点満点)

 国語100点

 算数100点

 理科60点

 社会60点

 合格最低点:非公表

 

【問題の特徴】

国語:論説文・説明文から1題、小説・物語文から1題が出題されます。解答はほとんどが記述式です。文章量が多く、また文化論などの難解な題材もよく取り上げられます。

 

算数:解答欄には考え方や途中式を書くスペースが多く取られていて、この部分も採点対象になっていると考えられます。図やグラフを完成させる問題も、よく出されます。

 

理科:基本問題が、各分野から大量に出題されます。すばやく解き進めなくてはならないので、その前提となる幅広い知識が必要です。

 

社会:地理・歴史が多く、政治分野は少なめです。全体的に、細かい知識よりも、思考力を問う問題が多いです。グラフや図表などのデータを読み取る問題も、よく出ます

 

 

女子学院中

【2013年度入試データ】

 偏差値:69

 受験者:689人

 合格者:271人

 倍率:2.5倍

 配点:(400点満点)

 国語100点

 算数100点

 理科100点

 社会100点

 合格最低点:非公表

 

【問題の特徴】

国語:題材は論説文・説明文と、随筆文が多いですが、小説・物語文や詩なども出されています。試験時間の割に問題量が多いので、時間配分に注意が必要です。

 

算数:受験生のレベルに比べて、問題はさほど難しくありませんので、高得点での勝負になります。ただし、問題の量が多いです。解けるものからすばやく、ミスなく解いていく必要があります。

 

理科:やはり問題量は多いです。実験・観察に関する問題や、図・グラフの読み取り問題が多く、物理・化学の分野からはやや複雑な計算を要する問題も出されます。

 

社会:解答形式は選択式のものが多いですが、文章記述や作図を求める問題も出されます。他の科目と同様、たくさんの問題を手際よくさばいていく必要があります。

 

 

豊島岡女子学園中

【2013年度入試データ】

 偏差値:70

 受験者:1106人

 合格者:395人

 倍率:2.8倍

 配点:(300点満点)

 国語100点

 算数100点

 理科50点

 社会50点

 合格最低点:194点

 ※データは1回入試のもの

 

【問題の特徴】

国語:論説文・説明文から1題、小説・物語文から1題、漢字の書き取り1題という構成です。文章の題材は、小学生にとってはやや難しいでしょう。解答形式は選択式が多いです。

 

算数:大問数は6題前後。大問が進むにつれて難しくなっていく構成です。大問3以降の応用問題、特に場合の数と空間図形は難度がかなり高いです。小問数は全部で18問前後です。

 

理科:物理・化学は、長い説明文に基づいた難しめの計算問題が多く出題され、作図問題もあります。実験・観察をもとにして考えさせる問題が多いので、知識の詰め込みだけでは対応できません。

 

社会:歴史分野では、歴史をメインとする融合問題が多く、地理では世界地理を、公民では時事問題を扱う問題も出題されます。解答形式は、記号の選択と適語記入がおよそ半分ずつです。

 

 

 この記事を参考に、「わが子(自分)にあった学校はどこか」「合格するためにどんな対策が必要か」を、親子で話し合ってみてはいかがでしょうか。

→小学3~4年生向けの具体的勉強法はこちらの記事へ

http://benesse.jp/juken/201412/20141222-1.html

 

受験のお役立ちコンテンツ

おすすめトピックス

子育て・教育Q&A