時事問題ないしは時事問題を念頭に置いた出題が急増[2012年度入試で何が問われたか<社会> 首都圏119校の問題を徹底分析 第1回]

 首都圏を中心に国・私立中学校のべ119校の2012年度社会科入試問題を徹底分析。その傾向と対策について文教大学専任講師の早川明夫先生にお話しいただきました。

※以下は、2012年4月に開催された森上教育研究所主催「わが子が伸びる親の『技』研究会」セミナーでの早川先生の講演を抄録したものです。

※分析対象は首都圏の主な国・私立中学校と、首都圏以外では、ラ・サール中学校(鹿児島県)、海陽中学校(愛知県)、神戸女学院中学校(兵庫県)など20校です。公立中高一貫校は除き、複数回入試を実施した学校は、それぞれ1校分として計算してあります。



時事問題ないしは時事問題を念頭に置いた出題が急増

 2012年度は約94%の学校が時事問題を出題しました。これは過去15年間で最高の出題割合です。時事問題を、単なる知識を問う問題として出題するのではなく、国内外の出来事(時事問題)と受験生がこれまで学んできた学習を関連付けて、現代社会が抱えている問題について理解したり、考えさせたりする出題が多く見られました。時事問題に対して興味や関心のある、好奇心の強い受験生を望んでいる、という学校側の意図が明確です。
 お子さまの好奇心の強さは、学習意欲の高さにつながります。少しの時間でもかまいませんので、新聞を毎日読む習慣を、ぜひ小学生のうちに付けておきましょう。時事問題への関心ばかりではなく、読解力も身に付きます。


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