社会科に強くなる習慣づくり[2012年度入試で何が問われたか<社会> 「社会科のアンテナ」を張って力をつける 第1回]
首都圏を中心に国・私立中学校のべ119校の2012年度社会科入試問題を徹底分析。その傾向と対策について文教大学専任講師の早川明夫先生にお話しいただきました。
※以下は、2012年4月に開催された森上教育研究所主催「わが子が伸びる親の『技』研究会」セミナーでの早川先生の講演を抄録したものです。
※分析対象は首都圏の主な国・私立中学校と、首都圏以外では、ラ・サール中学校(鹿児島県)、海陽中学校(愛知県)、神戸女学院中学校(兵庫県)など20校です。公立中高一貫校は除き、複数回入試を実施した学校は、それぞれ1校分として計算してあります。
社会科に強くなる習慣づくり
社会科の学習においては、日頃から「社会科のアンテナ」を高く張ることが大切です。小学生向けの新聞、月刊誌などが最近は数多く刊行されています。その中からお子さまが手に取って気に入ったものを選んで購読すると、社会科に興味を持つよいきっかけになるかもしれません。
新聞などを読む習慣を付けることで、次のような効果が期待されます。
・語彙(ごい)が豊富になる
・国語の読解力が付く
・論理的な思考力が付く
・モノの見方や考え方が培われる
・物事に対する興味関心が強まる
・教養が豊かになる
・時事問題を題材にして親子の会話が弾み、絆が強くなる
・社会科・理科の時事問題に強くなる
以上を踏まえたうえで、次回からは実際の問題について考えていきます。