面接時の親子の服装は?[中学受験]

公立中高一貫校入試の「面接時の服装」について、次のような質問がありました。

(質問)
中高一貫校を受検する小6の娘がいます。娘が通っている小学校には制服がありません。なので、面接の時の服装は式服にしようと考えていますが、白いブラウスに紺のプリーツスカートに靴下とシューズです。親は、面接はないですが、普段着で良いのでしょうか? これは浮いてしまうとか、これは良かったよとか、意外と見落としやすいところなどがありましたら、アドバイスよろしくお願いします。

(回答)
私立中高一貫校の場合は、面接の配点がないようです。また、面接の質問内容は、「志望理由、小学校時代、入学後、将来について」が多く、人間性や能力を審査する質問内容は少ないようです。このことからも面接の結果を加点して優れた人材を合格させるために行うのではないことがわかります。
それに対し、公立中高一貫校は、設立時からの募集方針で学力による選抜ではなく、人間性による選抜としているようで、面接は私立中高一貫校よりも合否に影響があるはずです。しかし、首都圏の公立中高一貫校で入試時の面接を調べてみると、神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城の公立中高一貫校では入試に面接がありますが、東京は、特別枠と帰国子女枠を除き面接がありません。東京は当初、選抜条件に面接も含める予定でしたが、志望者の数が予想以上だったため、取りやめています。

たとえば、神奈川では「グループ活動による検査」というグループ面接を行っています。グループ活動による検査は全体の20%の配点があり、合否に大きな影響を与えます。ほかの県でもグループ面接を行う学校が多いようですが、神奈川とは面談の形式が異なります。グループ面接が多いのは、東京同様、応募者が多いために個別面接が時間的にできないためと思われます。しかし、グループ面接では生徒一人当たりに質問できる時間が少なすぎて生徒の人間性を評価するのは難しいと思います。そうなると、私立の面接と同様、中学校に進学した場合に問題のある生徒を落とすために行っていると考えるのが妥当でしょう。

このように、面接でプラス評価を貰う必要はありません。むしろ、目立つことでリスクがあるほうが多いので、「浮いてしまう服装」は避けるべきでしょう。
子どもに似合い、面接官に対して礼を欠かない、フォーマルな服装にすべきです。面談で最も重要なことは、面接官の聞いたことに忠実に礼儀正しく、自分自身を飾らず、自分らしく自分の良さを相手にわかるように話すことです。服装にも、そのことが感じられると良いと思います。
最後に、親は面接がなくとも、普段着ではいけません。子どもの面接でも面接会場だけではなく、控室で子どもの本当の姿を採点する学校もあります。親の面接がなくとも、親を見て子どもを評価するかもしれませんので、少なくともフォーマルな服装とすべきでしょう。


プロフィール

森上展安

森上展安

森上教育研究所(1977年に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。

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