麻布中学校1年生 磯貝俊太朗さんのお母さま

今回は、今年第一志望校である麻布中学校に合格されたお子さんのお母さまにお話を伺いました。上のお子さんは桜蔭中学校と、共に最難関校に合格を果たしていらっしゃるその秘けつは何だったのでしょうか…。(2008年8月20日)


profile
麻布中学校1年生
磯貝俊太朗さん
姉・初奈(はな)さん(桜蔭中学校3年生)

東京都世田谷区在住。
俊太朗さんは、2008年4月に麻布中学校に入学した1年生。お母さま曰く「いつも元気で目立ちたがり屋、何にでも積極的に取り組むリーダータイプ」。
小学1年生から6年間、小学校のクラブでサッカーを続けていて、受験前日の朝まで練習に行っていたという、体を動かすことが大好きな男の子です。4年生の時に文化祭を見て以来、「僕はここに行く」と固い決心をしたという麻布中に見事合格。今はサッカー部に入部してがんばっています。
お姉さんの初奈さんは、中学校では英語劇部で活躍する一方で、幼稚園の時から続けているバレエに加えてヒップホップダンスのレッスンに通い、将来はアナウンサーになりたいという夢に向かってがんばっています。

塾に行くと寝るのが遅くなるからと、お姉さんは小学5年生から入塾。そして見事桜蔭中学校に進学

お姉さんは現在中学3年生ということですが、その時はどんな受験だったのですか?

中学受験は最初から考えていたのですが、「塾に行くと寝るのが遅くなるから、早くから行かせる必要はない」と、私の母である祖母が大反対していまして、私も同じ考えだったので、小学5年生の6月まで塾には行かず、家で予習シリーズのテキストをやっていました。算数は私が教えて、理科と社会はテキストを先に読ませておいてから、一緒に読み合わせをする形で勉強していました。国語は特にやっていませんでした。1教科1時間程度だったでしょうか。幼稚園から続けているバレエのおけいこも週2、3回あったのでそれほど長時間はやらせていませんでした。

以前から早寝早起きの家庭で、塾に通い出してからもそれは変えませんでした。
塾のある日も、9時半頃帰宅したらお風呂に入れ10時には寝かせていましたね。その代わり朝は早く起きて、1時間勉強をしていました。女の子は母親をライバル視するところがあって、塾に通い出してからは、わからないことは塾の先生に質問することが多くなりました。塾では学校とは違うお友達ができて、子どもにとっては楽しい場所だったようです。桜蔭中学校は私の母校でもあり、小さい時から私の友人達の集まりなどで、母校の話をするのを聞いていたことと、小学4年生の時文化祭で見た英語劇が気に入っていて、本人も志望するようになりました。


とても順調な受験だったようですが、大変だったことは?

本人は塾も楽しいし、成績も安定していたので、そういう意味では表面的には問題はありませんでしたが、受験が近づいてくると本人も自分で気がつかないうちに不安が出てきたのでしょう。家での態度が横柄になったり、私に対して反抗的になったりと、ぶつかることも多くなりました。家出をしたことも2回あります。といってもマンションの屋上と近くの公園でしたが(笑)。そんな2人の様子を見ていて、「そろそろお母さんに謝ったほうがいいよ」と、間に入って仲裁したのは弟の俊太朗でした。

また、それまでまったく不安な様子を出さなかった子が、受験前日に、「初めて緊張してきた」「もっと勉強しておけばよかった」と顔色も青くなって、食欲もないあり様で。そんな様子を初めて見たので、「中学受験には、必ず成功するDNAをお母さんが仕込んであるから大丈夫」と励まして暗示にかけました。

当日、行きの電車の中でもおなかが痛くなり、心配しましたが、会場で塾のお友達と会って、皆で円陣を組んだら元気をもらえたようで「お母さん、もう大丈夫!」と言って会場に入って行ったので、ほっとしたのを覚えています。


プロフィール

中曽根陽子

教育ジャーナリスト、「登録スタッフ制企画編集会社<ワイワイネット>」代表。塾取材や学校長インタビュー経験が豊富。近著に『子どもがバケる学校を探せ! 中学校選びの新基準』(ダイヤモンド社)。

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