池田 正一 先生

総合監修:池田 正一 先生

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歯の矯正

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先生への相談

下の前歯が重なって生えてきてしまいました。これは治るのでしょうか?
また、今後歯並びが悪く将来矯正を考える場合にはいつごろが目安となるのか教えてください。

先生からのアドバイス

イラスト - 池田先生からのアドバイス

一般的に子どもの歯並びはよいもので、下の前歯が重なって生えてくることはあまりありません。歯の大きさは生えたあとも変わりませんが、あごは子どもの成長とともに大きくなりますので、だんだん並んでくると思います。
子どものあごは、次に生えてくる大きな永久歯を迎えるために少しずつ大きくなり、歯と歯の間にすき間ができてくるものなので、様子を見ましょう。
しかし、永久歯に生え変わる時期(6歳ごろ)になっても下の前歯にすき間が見られない場合は、永久歯が生えてきた際におそらくきれいには並ばないと考えられます。

歯列矯正を考える時期は、乳歯が生えそろった3歳ごろ、上の前歯が抜け替わる7〜8歳ごろ、小臼歯(しょうきゅうし:前歯から数えて4本目の歯)が生える10歳ごろ、すべての永久歯が生えそろった12歳以後がチェックポイントです。
心配であれば、この時期を目安に一度小児歯科医に相談されるとよいでしょう。

池田 正一 先生

プロフィール


池田正一

東京歯科大学・同大学院卒業。1968年から1971年まで神奈川歯科大学小児歯科講師、 1971年6月から神奈川県立こども医療センターに勤務 、2005年3月まで同センター歯科部長。 小児歯科学、障害児歯科学が専門。2005年4月より現職。