遊びのヒント
- 監修:鈴木みゆき先生
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お子さんの知的好奇心ムクムク!
「今日、何をして遊ぼうかな?」と思ったときに、必ず役立つアイデアいっぱい!
室内遊びや、外出時の電車の中など、さまざまな場面で楽しく遊べるヒントを年齢ごとにご紹介します。
4~5歳
「取り込んだ洗濯物で遊んじゃおう!」
忙しくてなかなか子どもと遊べない。そんなときは、家事に子どもを巻き込んでしまいましょう。洗濯物たたみも子どもと一緒にやれば、楽しい遊びタイムに。 洗濯ものの中から、「これと同じ靴下を探してくださーい」と言いながら、靴下のペア探しをしたり、「お父さんのパンツはどこかな?」と言いながら、下着探しをしたり。また、靴下やパンツなど小さめのものを、「半分に折りまーす。また半分に折りまーす」などと折り紙感覚で一緒にたたんでも楽しいですよ。
最後に収納するところまでできれば、おうちのかたも大助かりですね!
洗濯物ですっかり宝探し気分になれる、楽しい遊びです。
子どもは「人の役にたっている」ということがとてもうれしいもの。
しまうところまでできたら、「○○ちゃんのおかげで助かっちゃった。ありがとう」とたくさんほめてあげましょう。
「自分も家族の一員として役に立っている」という実感ががんばりやさんの原動力になります。
「トランプでひげおじさんめくり」
「何して遊ぼう」と迷ったら、トランプで遊んでみましょう。
使用するカードは、1から5までのカード20枚と、キングとクイーンの8枚。 子どもにわかりやすくするために、キングを「ひげおじさん」、クイーンを「お姫さま」というようにネーミングします。 トランプをよく切ってふた山にして真ん中に置き、上から順番にめくっていきます。1~5のカードが出たら、そのカードは自分のもの。「ひげおじさん(キング)」が出たら、自分の手持ちのカードを全部前に出さなければいけません。「お姫さま(クイーン)」が出たら、前にあるカードを全部もらうことができます。
最後にカードをたくさんもっていた人が勝ち! 「またひげおじさんだ!」「やった~、お姫さまが出たよ」などと言いながら、ゲームを盛り上げちゃいましょう。ルールを理解するまで少し時間がかかる場合があるかもしれませんが、何度かトライしてみましょう。
ドキドキしながら繰り返し楽しめる身近で気軽なカードゲームは、おすすめ。人とかかわることで遊びが広がっていく時期に、楽しみながらルールにふれることができます。思い通りにいかなかったり、くやしい思いをする場面もあるでしょうが、それも大切なことです。ここでは、ゲームを一番シンプルなかたちに設定していますが、カードを増やしたり、ジャックを入れたりすれば、どんどんおもしろくなりますよ。子どもの発想を大事にしながら、わが家のオリジナルルールをつくってみても楽しいですね。
- ●レストランごっこ
- 配膳のときにお料理をお皿に盛る係になってもらいました。 8個のものを4皿に分けたり、10個のものを2皿に分けたり。10個のミニトマトを4皿に分けるときは、一生懸命考えていました。数に興味をもつきっかけになったと思います。
- ●お話づくり
- 絵本を読んで、そのお話の続きを親子で一緒に考えました。 例えば、「あまったカステラはどうするのかな? ○○ちゃんだったら、どうする?」などと言うように問いかけると、「おなかがすいたときに食べられるように、冷蔵庫にしまっておいて…」などと予想外の方向に話が発展していきます。子どもの豊かな発想に驚かされました。
- ●カードバトル
- トランプをふた組に分け、「いちにのさん」で同時にカードを出し、大きいカードを出した方が、小さい数のカードとその場にあるカードをもらえるというルールで遊びました。数字だけで数の大小がわからないときは、カードのマークを数えて、量を比較しました。より数字がわかるようになる5~6歳でも楽しめます。