子育てノウハウ 気になる冬の病気から家族を守る! ~インフルエンザ・ノロウイルス・花粉症~

暦の上では新春ですが、寒さはますます厳しくなってくるこの時期。
子どもはもちろん、家族の健康管理が気になります。
感染症の予防や家族への感染を防ぐ方法、
家の中での遊びから手洗いやうがいを習慣づけるヒントまで
家族みんなで冬を元気に過ごす情報を集めました。

2011年1月6日更新

  • 気になる病気の基礎知識
  • 家の中でも楽しい親子遊び
  • 生活習慣見直しのヒント

気になる病気の基礎知識

この時期気になる病気の予防と対策をチェック。今日から実践!

感染症は家族みんなでの予防が大切

冬に気になる感染症のインフルエンザとノロウイルス。
小さな子どもやお年寄りほど重症になりやすいので、家族みんなで予防して家庭にウイルスを持ち込まないことが大切です。
インフルエンザは流行状況をチェックし、流行している時期には人ごみへの外出を控えて。かかってしまったかな? と感じたら早めに受診を。
ノロウイルスは食品管理と調理時の加熱をしっかりと。嘔吐(おうと)、下痢などの症状が出たら受診して、症状が治まってからもオムツの処理には注意が必要です。

インフルエンザ、ノロウイルスの症状、予防と対策の基礎知識はこちら

感染症は家族みんなでの予防が大切

大人だけの病気ではない花粉症

最近は子どもの発症も増えている花粉症。症状は大人と同様で、鼻水、鼻づまりに目のかゆみを伴うことが多いのが特徴です。よく知られているスギ花粉のピークは2~4月ごろですが、スギ以外の植物も花粉症の原因になるので、一年を通して発症の可能性があります。
家族にアレルギー体質のかたがいる、食べ物のアレルギーやぜんそくがある場合は、花粉症のリスクが高くなります。花粉症と診断されたお子さんはもちろん、発症前でも花粉にふれる時間を短くすることが予防につながります。

花粉症の具体的な予防策、症状や診断の基礎知識はこちら

大人だけの病気ではない花粉症

気になる! 知りたい! こんなときどうする?

インフルエンザにかかった場合、母乳をあげ続けても問題ないのでしょうか。

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特に問題はないと思われますが、お母さんの体の状態も考えて無理しないでください。
お母さんと赤ちゃんとのふれあいは濃厚ですので、インフルエンザの症状が出る前の潜伏期間に、赤ちゃんにも感染してしまっている可能性が高いと思われます。
赤ちゃんの近くでせきをしたり、ウイルスが手についた状態で赤ちゃんをさわったりして感染することが多く、母乳からの感染は少ないとされています。 →もっと詳しく見る

鼻水が約1ヵ月続いており鼻風邪と言われました。私も夫もダストアレルギーがあり鼻が弱いので、息子もアレルギーだとは思うのですが。

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赤ちゃんの鼻症状は長引くことも多く、耳鼻科だけでなく、ご家庭でもできるだけ吸引してあげてください。6ヵ月の赤ちゃんであれば、まだアレルギーが現在の鼻症状の原因となっている可能性は低く、病院で診断された鼻風邪の症状が長引いている状態が考えられます。
ただし、ご両親がアレルギー体質とのことですので、将来的にはアレルギー性鼻炎を発症する可能性もあります。→もっと詳しく見る


→子どもの病気や気がかりへの小児専門医の回答が見られる「子どもの病気・トラブル」はこちら



家の中でも楽しい親子遊び

インフルエンザの流行や花粉対策でなかなか外に出られない……
そんなときでも、家の中で体を動かして楽しめる遊びをご紹介します。

こちょこちょマッサージ

子どもと向かい合わせになって同じ所をこちょこちょマッサージ。

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思いっきり新聞雪合戦

新聞紙を丸めて玉を作り、雪合戦をして遊びましょう。

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曲に合わせて踊ったり、変化をつけて歌って大はしゃぎ

安全性に気遣った、空き缶や段ボールで手作りおもちゃ

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→年齢別、シーン別に楽しめる遊びがいっぱいの「遊びのヒント」はこちら

家の中でも楽しい親子遊び

生活習慣見直しのヒント

手洗い、うがい、正しい生活リズムは健康の基本だと、わかっているけど難しい……。
そんな生活習慣の取り組みに成功した先輩たちの体験談です!

手洗い、うがい、着替え、明日の準備。こうしたら、娘も頑張ってやるようになりました。

J.Hさん Nちゃん (体験談当時の年齢:6歳1ヵ月頃 女 第1子 神奈川県)

幼稚園から帰ったらまず手洗い、うがい、そして着替え、着ていた制服や体操着などは洗濯カゴに入れる、給食セットは洗い桶につけておく、明日の準備をする・・・このようなことは仲の良いお友だちが実際やっていたことなので、子どもにも「○○ちゃんはおうちでやっているんだって」と話すと、競争心をあおられたようで頑張ってやるようになりました。

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就寝時間には、親も一緒に寝る環境を整え、習慣ができあがるまでは、家事などは後回しにしました。

K.Kさん Aちゃん (体験談当時の年齢:1歳0ヵ月頃~2歳0ヵ月頃 女 第1子)

とにかく、夜8時頃には、親も一緒に電気を消して一緒に布団に入り、その時間には、寝る環境ができるように努力しました。家事は、その後起きて片付けることにして、電話も留守電、テレビはビデオ録画、と子どもの習慣が出来上がるまでは、と考えました。

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まずは自分自身の生活を改善。子どもを少しずつ早く起こすようにして、たっぷり外遊び、夕方寝はさせないようにしました。

R.Sさん Mちゃん (体験談当時の年齢:0歳0ヵ月頃~3歳6ヵ月頃 女 第1子 神奈川県)

まず、私が規則正しい生活をして、子どもを少しずつ早く起こすようにしました。あと、午前も午後も必ず外へ行き、たっぷり遊ばせて、昼寝はOKだけど夕方寝はさせないということを繰り返しました。それでもダメになってきたときは、昼寝もさせないようにしたら、夜早く寝て朝まで熟睡してくれるようになりました。



→その他の生活習慣の取り組みは、こちらでチェックできます!

生活習慣見直しのヒント

ちょこっとインフォ 「子育てインフォ」には年末年始も家族で楽しめるコンテンツがいろいろ!季節や場面ごとの遊びを、年齢から選べます。→遊びのヒントを見る


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