馬場 直子 先生

総合監修:馬場 直子 先生

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日焼け

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「幼児にも日焼け対策」は今や常識。

日焼けの蓄積が皮膚がんの原因に

特にしっかりガードしたいのはココ!  以前は子どもの元気のバロメーターとも言われていた日焼けですが、今は過度の日焼けを何十年も繰り返すと皮膚がんの原因になると考えられています。日焼けによる紫外線の影響は蓄積されるため、子どものころからの日焼けはできるだけ避けた方が無難。特に小さな子どもほど皮膚が薄く紫外線に対する防御機能が弱いので、紫外線の最も強い真夏(6〜7月)の午前10時〜午後2時ごろの外出は極力控えることをおすすめします。ただし適度の紫外線は子どもの骨の成長にとっては必要なので、少しくらいは浴びた方がよいでしょう。

はね返しの日差しを防ぐための日焼け止めも必要

はね返しの日差しを防ぐための日焼け止めも必要  紫外線対策には、つばの広い帽子が効果的。通気性や吸水性のよい長そでの衣類やおうちのかたの日傘も役立ちます。ただし、紫外線は直接当たるだけでなく地面や水面に当たってはね返ってくるものも考慮する必要があります。特に水面や砂浜、プールサイドのコンクリートは、紫外線が効率よくはね返るため帽子をかぶっていても照り返しによる日焼けは防げません。肌にトラブルがないお子さんは、子ども用の日焼け止めクリームをこまめに塗って対策を。

馬場 直子 先生

プロフィール


馬場直子

神奈川県立こども医療センター皮膚科部長。滋賀医科大学医学部卒業。横浜市立大学医学部皮膚科、横須賀共済病院皮膚科勤務などを経て1994年より神奈川県立こども医療センター皮膚科医長。2002年から現職。横浜市立大学皮膚科臨床教授を兼任。