カフェでの勉強はいい? 悪い? メリットとデメリット
中学生や高校生になると、家や図書館で勉強するよりカフェで勉強した方が集中できるという人もいるかと思います。カフェでの勉強にはどのようなメリット、またデメリットがあるのでしょうか。今回はカフェで勉強するメリット・デメリットと、カフェで勉強する際の注意点をご紹介します。
意外と集中できる!? カフェで勉強する5つのメリット!
保護者は「カフェで勉強なんて…」と思われることもあるかもしれませんが、意外とメリットが多いのです。カフェで勉強する5つのメリットをみてみましょう!
【メリット1】お金を払った分勉強するモチベーションになる
カフェで勉強することは、お金を払って勉強する時間や空間を買っているとも言えます。「お金を払った分、元を取ろう」という意識が、しっかり勉強するモチベーションにつながります。
【メリット2】適度な音が流れている
カフェでは、お店の作業音やほかのお客さんの話し声、BGMなどさまざまな音が流れています。この静かでもなくうるさすぎるでもないちょうどいい音は脳を覚醒させ、勉強に集中しやすくなると言われています。
【メリット3】家と比べて誘惑が少ない
自宅にはテレビや漫画、パソコンやゲームなどさまざまな誘惑があり、勉強の合間につい手を出してしまいがちです。これに対してカフェでは勉強を妨げる誘惑がないため、勉強にきちんと集中できます。
また、他人の目もあるため、あまり堂々とだらけるわけにもいきません。気分を切り替えて勉強だけに集中するには、意外とよい環境とも言えるでしょう。
【メリット4】リラックスして勉強できる
カフェはそもそもコーヒーや紅茶を飲みながらくつろぐ場所であるため、自習室や図書館などに比べて快適に過ごしやすい空間になっています。勉強をする際にもリラックスしながら取り組めるでしょう。
【メリット5】勉強する場所を複数確保できる
勉強する場所がひとつしかないため、集中力が途切れて勉強しづらいという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。自宅や自習室だけでなく、カフェを勉強する場に加えれば、ひとつの勉強場所に飽きてきた際に別の場所に移動することで気持ちを切り替えられます。
デメリットも考え、お店を選ぼう
一方で、カフェで勉強することにはメリットだけでなくデメリットもあります。以下の3つをみてみましょう。
【デメリット1】集中するのに不向きなお店もある
あまりうるさいお店や人の多いお店、激しい音楽などが流れているお店の場合、集中しにくい場合があります。また、慣れていないと人目が気になって勉強に集中できないということもあるでしょう。集中しやすいカフェかどうかをしっかり見極めることが大切です。
【デメリット2】何度も利用すると出費がかさむ
たとえ1回の利用でかかるお金が飲み物1杯分だとしても、積み重なると多額になります。特に中学生や高校生にとっては痛い出費になるでしょう。
【デメリット3】勉強が制限されている場合がある
お店によっては店内での勉強を禁止していたり、勉強ができても1時間以内・2時間以内などと時間を制限していたりする場合があります。時間が制限されているとせっかく勉強に集中できても途中で切り上げなくてはならず、効率が上がらない可能性があります。
まわりに迷惑をかけないように!カフェで勉強する際の注意点
カフェは元々勉強のために開かれている場所ではないため、勉強のために利用する際には、周囲に対して気を遣うことも必要になります。
そこで、実際にカフェで勉強する際に注意すべき点を3つ挙げてみましょう。
【注意点1】お店が混雑しているときは避ける
お店が混雑しているときに長時間席をとって勉強することは、ほかのお客さんやお店の迷惑になります。空いているほかのお店を探すか、自宅や図書館などほかの場所で勉強するようにしましょう。
また店員に勉強をやめるように注意されたら、速やかに中断しましょう。
【注意点2】音楽を聴く場合はイヤホンからの音漏れに注意する
人によってはイヤホンで音楽を聴きながらカフェで勉強することもあるかと思います。その際にはイヤホンから音が漏れていないか気をつけるようにしましょう。周囲の人を不快にさせる可能性があります。
【注意点3】無理にカフェで勉強しない
カフェで勉強することを「かっこいい」と思う人もいるかもしれません。しかし、もし集中できなかったり金銭的負担を感じたりする場合には、無理をしてまでカフェで勉強しないようにしましょう。
自分に合った場所で集中して勉強を
勉強は自分に合った場所で継続することが大切です。これまで自宅や自習室で勉強の能率が上がらないと感じている場合には、カフェで勉強してみてはいかがでしょうか。 意外と効果があるかもしれませんよ!