高学年からは抽象的思考力を育てることが成長のカギ!

高学年になると抽象的思考力の発達にともない、学習内容も具体的なものから抽象的なものへと変わっていきます。

抽象的思考力とはどのようなものでしょうか。また、抽象的思考力を伸ばすためにはどんなことに取り組めばいいのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

高学年で大切な抽象的思考力とは

抽象的思考力とは、実体のないものを理解したり、イメージしたりする力です。例えば「割合」は、割合そのものが実際に存在するわけではありません。「200円は1,000円の2割である」ということを理解するには、頭の中で「2割」の意味を理解し、それをイメージして自分の中に感覚的に取り込む必要があります。

高学年は、この抽象的思考力が発達する時期にあたります。「割合」のように、抽象的思考を使って物事を理解する力がつくことで、複雑で難解な学習内容もどんどん理解を深めていけるようになります。

また、抽象的思考力の発達によって、実際に自分の目で見たり体験したりしなくても、ニュースや本などで得た情報から広い世界を認識したり、説明を聞いてその事象を具体的にイメージできるようになります。

この時期のお子さまは、抽象的思考力が身につくことによって世界が大きく広がります。普段触れることのない世界を多く経験することで視野がぐっと広くなり、一段と大きく成長することができるでしょう。

抽象的思考力を伸ばすには?

先々の学習に対応していくためにも、高学年のうちにしっかりと抽象的思考力を育てたいものです。そのためには、まずは具体的な事柄からイメージを導き出す経験を積み重ねることが大切です。

例えば、顕微鏡を使ってミクロの世界を見る学習は、普段目で見ることができない事象を観察する体験となります。顕微鏡でミクロの世界を自分で詳しく調べたり、観察したりすることを通して、事象を頭の中で操作し、理解する作業がくり返されます。これが抽象的思考力の発達を促すことにつながるのです。

顕微鏡で身近なものを大きく拡大して見ることは、新しい物の見方や考え方を育むことにもなり、科学的な概念の理解を深めることにも役立ちます。

ミクロの世界は、教科書や本で学習することもできますが、実際の体験活動を通じて学ぶことで、お子さまの興味・関心が刺激され、科学的関心や科学的探求心を高める作用も期待できます。お子さまの興味・関心に沿った方法で抽象的思考力を伸ばせば、学習効果もいっそう上がりそうですね!

おすすめトピックス

子育て・教育Q&A