タンギングのやり方(リコーダー)【第2回】

Benesse教育情報サイトには、リコーダーに関する悩みや相談が数多く寄せられています。
そこで、作曲家であり、リコーダーをはじめとするさまざまな笛の演奏家として活躍中の野田晴彦さんに相談にお答えいただくと共に、リコーダー演奏のコツやリコーダーの楽しさを伺います。
前回は、リコーダーを吹く前に必要な準備などについて学びました。今回は、「タンギング」の練習をしましょう。

<リコーダーを上手に吹きたい(動画)>



<トレーニング 2日目>

タンギングの練習はリコーダーを使ってさまざまな言葉を言うだけ
★「た行」の音が多い言葉で練習しよう
・たこ焼き、鳥取、リコーダー
・東京特許許可局
・総武線津田沼まで直行運転

★舌で息を止めていることを感じられたら大成功



タンギングは演奏方法のひとつ

リコーダーを演奏する時に大切なことのひとつに「タンギング」があります。同じ曲を演奏する時、1音ずつ「トゥ、トゥ……」と舌で切るのが「タンギング」です。
上手な人に「きらきら星」などを演奏してもらってください。同じ曲でも、息を切りながら演奏するよりも、息を舌で切るタンギングをしたほうが、メロディの歯切れがよくなり、はっきりと聞こえます。

このように、タンギングはリコーダーを演奏する時に最も重要なテクニックなのです。「タンギング」の「タン」は「舌(tongue)」からきている言葉です。難しく思えるかもしれませんが、「きれいに聞こえる」「かっこよく聞こえる」演奏方法のひとつとして覚えておくとよいでしょう。



タンギングは「た行」の音が多い言葉で練習しよう

それでは、タンギングの練習をしてみましょう。
演奏しながらの練習は難しいのですが、とっておきの練習方法があります。
リコーダーをくわえて、言葉を発してみましょう。最初は何でもかまいません。いかがでしょうか。自然に舌が動いていることがわかったと思います。

たとえば「たこ焼き」「鳥取」「リコーダー」などは、舌がよく動きます。この練習の時は、指使いは何でもかまいません。好きな音で吹いてみましょう。言葉を発してみるだけでも「トゥトゥトゥトゥ」とタンギングの練習になっています。

また、たとえば「東京特許許可局」「総武線津田沼まで直行運転」のような「た行」の音が多い言葉を使うと、より「トゥトゥトゥトゥ」の練習ができるのでおすすめです。「た行」の多い言葉を保護者のかたや友達と出し合って、たくさん練習してみると、楽しくタンギングの練習ができるので、ぜひやってみてください。

次回のテーマは「低いドの出し方」です。


プロフィール


野田晴彦

TV番組やミュージカル、CD等に多くの楽曲を提供するとともに、ワールドフルーティスト(世界各国のさまざまな笛の演奏家)として活躍中。

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