流行を反映したクリスマスプレゼント 子どもがほしがる第1位は電子ゲーム類

アンケート期間:2014/11/5~2014/11/11 回答者数:400名
アンケート対象:サイトメンバー 年少~中学生のお子さまをお持ちの保護者のかた
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある

流行を反映したクリスマスプレゼント 子どもがほしがる第1位は電子ゲーム類


クリスマスが近づいてくると、街中やお店でクリスマスにちなんだ曲を耳にしたり、ツリーなど華やかなデコレーションを目にしたりすることも多くなってきます。大人も子どももわくわくしてくるこの季節、多くの子どもたちが最も楽しみにしているのは「クリスマスプレゼント」でしょう。
クリスマスの朝目覚めると、枕元やクリスマスツリーの下にキラキラと輝くように置かれているプレゼント。中身は自分が欲しかったものか、あるいは……そんなドキドキしたクリスマスの1日を思い出す保護者も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなクリスマスプレゼント事情について見ていきましょう。



子どもが欲しがるクリスマスプレゼント 約3割が電子ゲーム類

まずは、クリスマスプレゼントの中身について伺ってみました。保護者として、子どもにどのようなものをプレゼントしたいのかという質問では、「子どもが欲しがるもの」が6割以上と圧倒的な割合を占めており、せっかくのクリスマス、とにかく子どもに喜んでほしい、プレゼントをもらった時の子どもの笑顔が見たい、という親心がひしひしと伝わってきます。なかには「いい子にしているとおまけに付けるお菓子のグレードが上がる」といった声も。

【図1 クリスマスに、お子さまにプレゼントしたいのはどのようなものですか?】

図1 クリスマスに、お子さまにプレゼントしたいのはどのようなものですか?

そんな中、子どもが欲しがっているプレゼントはどのようなものなのでしょうか。伺うと、電子ゲーム類が回答の約3割を占め、他を大きくひき離しての1位という結果になりました。具体的には、ニンテンドー3DSやそのソフト、特に「妖怪ウォッチ」のゲームを欲しがっている、という声が多くみられました。当然ながら、世の中の流行はクリスマスプレゼントにも大きく影響しているようです。「まだわからない」という回答も多くを占めていましたが、これは欲しいものがたくさんありすぎて決められない、ということなのでしょうか。


【図2 いま、お子さまがクリスマスプレゼントとして欲しがっているもの、欲しがりそうなものは何ですか?】

図2 いま、お子さまがクリスマスプレゼントとして欲しがっているもの、欲しがりそうなものは何ですか?


保護者の本音としてはどのようなものをあげたいのか、伺いました。すると、こちらも子どもたちと同様、決めかねているのか「まだわからない」という回答が約4割と多くを占める一方、具体的なものとしては「本」が約2割で1位となりました。子どもたちが欲しがるプレゼントのランキングとはだいぶかけ離れた結果となっていますが、ではいざ、保護者があげたいものと子どもが欲しがるものが違う場合、どのようにしているのでしょうか。伺うと、保護者があげたいものをプレゼントする方向に持っていく、という回答は1割ちょっとという結果に。

「親が与えたいようなものを無理にプレゼントしても喜ばないので」といった素直な声や、「時間をかけていろいろ悩んだうえで欲しいものを決めているため、なるべく制約や取り決めはしない」といった、子どもの自主性を尊重したい、という声もみられました。


【図3 お子さまへのクリスマスプレゼントとして、一番望ましいと思うものは何ですか?】

図3 お子さまへのクリスマスプレゼントとして、一番望ましいと思うものは何ですか?


【図4 お子さまが欲しいものと、保護者のかたがプレゼントしたいものにギャップがあった時は、どちらをプレゼントしますか?】

図4 お子さまが欲しいものと、保護者のかたがプレゼントしたいものにギャップがあった時は、どちらをプレゼントしますか?



サンタクロース 子どもの半分以上が「信じない」

クリスマスイブの夜、子どもたちが寝静まると、白ひげを生やした優しそうなサンタクロースが鈴の音と共にトナカイがひくソリで飛んできて、プレゼントを心待ちにする子どもたちの枕元に、こっそりとプレゼントを置いていく……それがクリスマスプレゼントの定番のストーリーとなっていますが、今も変わらないのでしょうか。
子どもたちがサンタクロースを信じているか、伺ったころ、「信じていない」という回答が半分以上を占める結果となりました。学齢別にみると、小学4年生をターニングポイントに「信じている」という回答が半分を割る結果となっており、小学5年生のクリスマスに「真相を知る」子どもが多いことがわかります。

子どもたちはどうやって「真相」を知ることになるのでしょうか。なかには「10歳になった時に教えました」というように、ある年齢に達したら保護者から話す、という声もありましたが、保護者の多くは「気付くまで正体を教えない。メルヘンな夢を持つのもいいことだと思います」「気付くまでは正体を教えないし、気付きそうな時はごまかす」といった声にあるような対応をとっているようです。「うすうす気づいているようだが、親からは言わない」と、あくまでも保護者から明かすことは避ける、という意見も。

子どもの夢はそのままにしてあげたい、という保護者の親心に守られつつも、成長と共に友達から聞いたりして「真相」を知っていくのでしょう。

【図5 お子さまは、サンタクロースの存在を信じていますか?】

図5 お子さまは、サンタクロースの存在を信じていますか?


アンケートでは、こんなエピソードを語る保護者もみられました。

●父親と子どもがセンスを競いながら、クリスマスツリーの飾り付けをします
●毎年近所に住む祖父母を我が家に招き、クリスマスパーティーをしています
●ここ数年で「少しぜいたくな気分になれるものを、おなかいっぱい食べる日」になりました
●子どもからのプレゼントのリクエストの手紙を11月末までに受け付け、12月になってすぐにクリスマスツリーを飾ります。クリスマスイブは早く寝るのが習慣です
●25日の朝は子どもが目覚めるまでに、枕元にプレゼントを置いておくという、暗黙の決まりがあります

家族そろってクリスマスというイベントを楽しんでいる、幸せな時間が伝わってきます。

クリスマスは、子どもたちのとびきりの笑顔を生み出し、家族の温かい時間をつくりだす大きな役割を果たすもの、とも考えられるのではないでしょうか。すてきな家族の時間を過ごせるよう、工夫してあげたいものです。


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