特徴は「さらし型」 高校生によるネットいじめの実態

特徴は「さらし型」 高校生によるネットいじめの実態保護者にとって、大きな心配ごとの一つがいじめ。とりわけ昨今注目されているのは、目に見えにくい「ネットいじめ」だ。小・中学校はもとより、進学校とされる高校でさえネットいじめとは無縁ではないという。高校でのネットいじめの実態を、教育ジャーナリストの渡辺敦司氏が解説する。

 

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このほど、原清治・佛教大学教授らの研究グループが、高校を学力順に3層に分けて、ネットいじめなどに関する調査を実施しました。ネットいじめの有無を尋ねたところ、「たくさんある」「時々ある」「たまにある」の合計は、上位校6.9%、中位校9.8%、下位校7.8%という結果に。中位校で最も高くなっているとはいえ、上位校だからといって極端に少ないというわけではありませんでした。

 

上位校で特徴的なのは、その内容です。中傷メールやブログ、裏サイトでのいじめの割合は下位校とそれほど変わらない一方、個人情報流出や画像掲載といった「さらし」によるネットいじめが中・下位校に比べて高くなっていました。さらに、ネットいじめの重さを「重度」「中程度」「軽度」の3段階から選んでもらったところ、「重度」が13.2%と、下位校の11.1%を上回りました。これに対して下位校では、「中程度」が59.7%を占めています。これは、「(直接暴力を振るうといった)1対1のプリミティブ(素朴)ないじめが学校文化にまだある」ためではないかと分析されています。

 

研究グループでは京都府内を中心に、教育委員会などと連携して啓発活動を行っていますが、ネットいじめの実態が学校や地域で異なるため、状況に合わせて活動の内容を変える必要があるといいます。これだけインターネットや携帯電話が普及している今、どの学校や家庭でも注意する必要があるといえるでしょう。

 

出典:進学校のネットいじめは「さらし型」 学力中位校は比較的軽い? -ベネッセ教育情報サイト

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