学級閉鎖の日、友達との遊びは過半数がとりやめだが習い事や塾は……

アンケート期間 2011/10/26~2011/10/27 回答者数:2,617人
アンケート対象:本サイトメンバー 小学生・中学生の子どもがいる保護者

※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある


秋になると、そろそろインフルエンザの流行に気を付けるよう、呼びかけがされますね。また、2011(平成23)年夏は手足口病の流行もありましたし、感染しやすい病気の拡大を防ぐために、保護者のかたがどうしているか・どう考えているかについて取り上げます。
今回のアンケートは、小1~中3のお子さまをお持ちの保護者にご協力いただきました。




インフルエンザが多く、学級・学年閉鎖は半数弱が「あった」

まずは、メンバーのかたにこの1、2年で流行した病気について聞いてみたところ、78.7%のかたが「インフルエンザ」と回答しています。ノロウイルス・マイコプラズマ肺炎・手足口病などの回答もあり、特にこれからの季節はインフルエンザとともに気をつけたい病気です。

【図1 お子さまの学校や習い事、塾などで、去年または今年流行した病気をすべてお選びください】

 図1 お子さまの学校や習い事、塾などで、去年または今年流行した病気をすべてお選びください

次にこの1、2年での学級閉鎖・学年閉鎖の状況について伺ってみました。今回は、半数弱が「あった」と回答。毎年ではないにしろ、ときどき「授業がなくなる」「下校する」「お休みになる」といったことがあるということですね。


【図2 お子さまの学校で去年または今年、「学級閉鎖」や「学年閉鎖」はありましたか?】

図2 お子さまの学校で去年または今年、「学級閉鎖」や「学年閉鎖」はありましたか?
ところで学級閉鎖や学年閉鎖は、感染の拡大を防ぐために実施されるものですが、その点、各家庭では感染を防ぐべく、どのような行動をとっているのでしょうか?学級(年)閉鎖になった経験があるかたに、さまざまなケースの外出についてどう対応したか、お聞きしてみました。


だれとの外出なのか・外出の目的によって判断が分かれている

塾があったと回答したかたは少ないため参考値ですが、全体傾向として見えてくるのは「友達と遊ぶ」という行為は屋内屋外ともにとりやめさせたと回答したかたが多く、過半数がやめさせていました。外出が家族とだったり、買い物の場合となると、とりやめにしたという回答は2割を切ります。また、習い事は過半数が通常通りと回答、塾についても予定があった人でとりやめた人は2割以下でした。

【図3 学級(年)閉鎖があったとき、以下の外出についてはどのようにさせていましたか?】

図3 学級(年)閉鎖があったとき、以下の外出についてはどのようにさせていましたか?

※それぞれの予定があったかたの回答の割合を示している
※塾は全体数が少ないため、参考値



「外出相手が友達かどうか」「外出目的が遊びなのか習い事・塾なのか」このあたりが判断の大きなひとつの基準であることが、保護者のかたの回答からも浮かび上がってきます。

●学級閉鎖になったが、受験の年だった。子どもは元気だったので塾に行かせたがどうするべきか判断には迷った。結果的にはインフルエンザにはかかっていなかったし予防注射をきちんと受けさせていたので、塾に通わせていた。塾のほかの子もインフルエンザにかかった子はいなかったので一安心だったが、通わせるべきではなかったのだろううか。塾代が高いし大事な時期だったので休ませなかった
●塾や習い事のようなものは、お金を払っているので、振替ができないと困る。お金も返ってこないので、様子を見て行かせて良いかどうか迷う
●ほかのクラスの学級閉鎖の情報がないので、どのくらいはやっているのか判断に困ります。習い事などは他校の子が多いので、地域の学級閉鎖状況が知りたいです
●学区外の中学校へ受験での進学組なので、いろいろと気を使います。本人や家族が気をつけていても、電車通学ですので、感染する可能性も大きいです。保護者間の意識が異なると難しいと感じます
●受験がらみの場合は特にですが、塾やお稽古事は必ずしも同じ学校の子どもたちだけが集まるわけではないので、せめて自分の学校が学級閉鎖になった場合は流行を防ぐ意味でも自粛したほうが良いと思う
●習い事は個人レッスンなので行かせたい
●子どもが退屈するのか、学級閉鎖中は子どもが親と買い物に出かけているのをよく見かけます。それもわからなくはないけれど、やはり学級閉鎖の意味を考えると出かけてはいけないのかな……と。そうすると、塾は行かせてはいけないのかなと思いますがこれはうちも含めて、元気な子どもたちはみんな出席しています。迷います


一概にこれと決められない場合もあるからこそ保護者の判断が必要

いかがでしょうか、保護者のかたが迷ったことや困ったことを伺うと上記のような声が寄せられました。
「ご自分のお子さまもほかのお子さまも健康で、予防注射の対策をしている」状況で、「目的のある塾や習い事」がある場合は、周りの様子を確認したうえで行かせる場合が少なくないようです。
保護者なりに最大限感染拡大につながらないように気をつけ、外出は最小限に絞って「これだけは」というものにしているようですね。

しかし地域コミュニティーから離れた学校や、習い事・塾等の場合は状況がわからず頭を悩ませ、各家庭での判断の違いにどう対応していけばよいのか……と困る場面もあるのは事実です。

●各家庭によって考え方が違い、特に遊ばせてる家庭の子と親しいと「なぜ○○ちゃんは遊んでいるのにわたしだけ遊んではいけないの?」と聞かれ返答に困った
●友達に遊びに誘われて、我が家では、「やめなさい」と言ったのに、友達のお母さんからは、「そんな堅いこと言わなくていいじゃない」と言い返されたとき、困りました
●罹患(りかん)後に学級閉鎖があり、本人はその期間内に治癒証明を頂いていたのだが、習い事に行かせたらほかの保護者に叱責された事がある

また、学級(年)閉鎖の期間の長さも判断に影響します。1、2日ならともかく、1週間続いたりすると元気なお子さまはインドア生活が続くとストレスがたまり、ご家庭での対応にも限界が……。

学校からの発信はあるものの、実生活におろしてみれば一概に「この基準が絶対」というものがなく、解釈はさまざま。それだからこそ保護者のかたの判断が必要です。大切にすべきなのは「感染しない・感染させない」こと。そして、必要な外出は万全の対策のもとで行うこととし、さらに対策をしていることを周りのかたに伝えることも大切です。一方でもしも感染した・感染の疑いがある場合は念のため、お友達や周囲の席のかたにお伝えするほうがよいでしょう。一言お伝えするコミュニケーションを大切に、冬を健康に乗りきって行きましょう。
引き続きBenesse教育情報サイトではインフルエンザの際の「こんなときどうする?」を紹介していきたいと思います。


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