夏休みの自由研究テーマに! 【キャリア教育】働く人インタビュー

子どもたちが将来、社会人・職業人として自立していくことができるよう、今から自分の未来について考える習慣をつけておくことが大切です。(株)旭リサーチセンター主幹研究員で、生活者研究、マーケティング、社会動向分野の専門家である秋元真理子さんに、「職業」をテーマに4つのアプローチをご紹介いただきました。


アプローチ3
働く人インタビュー

家族や親類など身近な人たちが、どんな仕事をしているのか調べましょう。いろいろな人の話を聞くことで「仕事をするとはどんなことなのか」が見えてきます。


進め方


1)働いている家族や知人にインタビューする

店で働く人、工場で働く人、農業で働く人、公共施設や学校で働く人、会社で働く人など、働き方や活動(事業)内容はさまざま。取材ノートを1冊つくり、身の回りの人がどんな仕事をしているのかメモしましょう。

インタビューで聞きたいこと


(1)職業は? どんな仕事?

「○○○を作って、△△に売っている」「○○といったサービスを△△に提供している」「○○○を仕入れて、△△に売っている」など、仕事の内容も聞こう!

おうちのかたへ 企業や団体に勤めている人にインタビューをする場合は、会社(団体)の事業内容とともに、その人が会社(団体)でどんな仕事をしているのか、具体的に教えてもらいましょう。


(2)なぜ、この仕事を選んだのか

どんなことがしたくて選んだのかな? 何が自分に合っていると思ったのかな?


(3)この仕事を始めるため(入社するため)にどんな準備をしたか

どんな勉強をしたか、何の資格を取ったのか、など聞こう。


(4)仕事でいちばん苦労するのはどんなことか

たとえば「お客さんが本当に欲しい商品を考えること」「ケガをしないように気を付けること」など、この仕事ならではの苦労を聞こう。


(5)仕事でいちばんうれしいことはなにか。やりがいを感じるのはどんなときか

たとえば「作った製品が社会の役に立つこと」「提供するサービスがたくさんの人に喜んでもらえること」など、この仕事で良かったと思えることを聞こう。


(6)仕事ではどんな工夫をしているのか

たとえば「人々の生活をより安全にしたり、健康を守ったりする工夫」「お客さんに喜んでもらうための工夫」など、どんな工夫をしながら働いているのか聞こう。


2)調べたことをまとめる

取材ノートにメモしたことを大きな紙にまとめて書きましょう。
最後に感想を付け加えることも忘れずに。


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