最新のランドセル事情 6年間使うものだから「子ども自身」で色を選ぶが約50%

時代の流れと共に、赤や黒以外の色のランドセルも見かけることが多くなってきました。さらに最近では、刺しゅうや飾り金具を選べるものなど、色づかいだけではなくデザインも多様化してきています。いまどきの小学生や保護者は、どのようにランドセルを選んでいるのでしょうか?
そこで、今回は2018年4月に小学校に入学したお子さんを持つ保護者360人を対象に、2018年度版の最新ランドセル事情をアンケートしてみました。気になる結果を紹介していきます。

バリエーション豊富なランドセルの色、どう選ぶ?

最近のランドセルは驚くほどカラーバリエーションが豊かです。小学校入学に向けてランドセルの購入を考えたとき、多くの方がまず悩むのがランドセルの色でしょう。そこでまずは、今年小学校に入学したお子さんを持つ保護者に、どんな色のランドセルを選んだのかを聞いてみました。

男の子で一番多かったのは「黒系」で50%。次いで人気があったのは「青系」で14.3%でした。女の子は「ピンク系」が31.1%、「赤系」が29.9%で、僅差で「ピンク系」が第1位に。また、男女ともに「茶色系」や「パープル系」もそれぞれ約10%の人が選んでいます。定番の黒や赤は根強い人気がありますが、そのほかの色にも人気が分散しているのが最近の傾向です。

ここ数年で、メタリックな輝きのあるカラーも登場しています(※1)。そのほか、かぶせ(フタ部分)・本体、・サイド等のパーツごとに、パイピング・ステッチ・刺しゅうなどを選べるタイプのランドセルも多く販売されています(※2)。定番の黒でも、ステッチは赤などの目立つ色にしたり、黒だけれどよく見るとメタリックな輝きがあるものを選んだりと、ひと味違う色の選び方ができるのが、ここ数年の傾向の一つです。

小学生のお子さんがいる保護者が子どもだったころは、「男の子は黒」「女の子は赤」のランドセルが定番でした。しかし、ランドセルの種類が豊富になった現在では、こうした意識は変わってきています。

次に、ランドセルの色を決めた理由を聞いたところ、約50%の人が「子どもの好きな色、もしくは子どもが選んだ色にした」と答えました。ほかには「一番オーソドックスな色にした」(27.2%)、「自分たちが子どもの頃と同じ色にした」(9.7%)といった回答も。

この結果からも、ランドセル選びの基準が「定番の色」から、「子どもの好きな色」に変化していることがわかります。「みんなとぜんぜん違う色を選んで大丈夫かな?」と心配になるという人もいますが、Q1の結果から見てもランドセルの色は年々バリエーション豊かになっていますから、心配しすぎることはないでしょう。

お子さんが「自分でランドセルを選びたい!」と言う場合は、実際に売り場に足を運んでどんな色があるのか一緒に見てみましょう。色がありすぎて選べないと言うなら、何回か足を運んでじっくり選ぶのもおすすめです。

ただし、学校によっては色が指定されていたり、カバンそのものが指定だったりする場合があるので、注意してください。

ランドセルにかかる費用を知りたい!

ランドセルを用意するときにもう1つ気になるのが費用の面ですね。

今回のアンケート結果では、「3万円台」が18%、「4万円台」が17%、「5万円台」が21%となりました。3~5万円台がランドセルにかける平均的な費用といえそうです。

ランドセルの価格は1万円台~10万円以上のものまで幅広く、素材・ブランド・デザインなどによって価格に差が出ます。一般的にコードバン(馬の背やおしりの皮革)、牛革、合皮の順に価格が安くなります。最近では合皮の性能が上がり、軽く耐久性がよいことや、カラフルな色が作れることから、合皮のランドセルが選ばれることが増えているようです。

素材以外では、職人手作りのランドセルや、子ども向けファッションブランドが手掛けるランドセルは割高になる傾向があります。さらに何色もの色を使った刺しゅうが施されているような凝ったデザインのもののほうが、価格も上がります。

予算に合わせてランドセルを選びたいときは、素材・ブランド・デザインといった要素をチェックしてみてください。

ランドセルを購入した人をたずねたところ、半数以上の人がランドセルを購入したのは「父方・母方の親(祖父母)」と答えています。おじいちゃん、おばあちゃんからのお祝いの気持ちはうれしいものですね。最近は、子育て世代と祖父母との同居率が下がっていることもあり、孫への愛情表現としてランドセルを祖父母が購入する傾向が強くなっていると考えられます。

おじいちゃん、おばあちゃんからのお祝いの気持ちはうれしいものですが、お父さん、お母さん、お子さんと意見が合わず困ってしまうこともあるようです。ランドセルはお子さんが6年間使うもの。お子さんの希望を優先してあげられるように、まずは相談してみてはいかがでしょうか。

ここがすごい! 最新ランドセルの機能やデザイン

保護者が子どものころに比べて、最新のランドセルは色、素材、装飾といったデザインや、使いやすい機能など、種類がとても豊富です。そこで保護者の皆さんに、ランドセルのどのような変化に一番驚いたか、聞いてみました。

今と昔のランドセルで変化を感じるポイントを聞いたところ、半数以上の人が「カラーバリエーションが増えた」(52.2%)ことと回答しました。色の豊富さに驚いていることがわかります。次いで「軽量化された」(15.3%)、「フタが自動で閉まる」(13.6%)、「収納効率がよい」(6.7%)といった意見が多く集まりました。そのほか、「しゃれたデザインが豊富になった」「大きくなったように感じる」などの意見もいただきました。

合皮製のランドセルは革製のものに比べて、カラーバリエーションを出しやすいのが特徴です。また、革に比べて軽いのも小学生にはうれしいポイントの一つ。革製のランドセルは使っていくうちに風合いが増していくのが魅力ですが、合皮でも耐久性は向上しています。また、かぶせ(フタ部分)の金具が自動で閉まる機能も、保護者の世代が子どものころにはなかった機能のため驚く人も多いようです。

近年の傾向として、本体やポケットのマチが広いもの、本体の両脇に大きめのポケットがついているもの、A4の用紙を折らずに入れられるものなど、収納力にこだわったランドセルも人気があります。

色やデザインも大切ですが、6年間快適に使うためには、こうしたさまざまな機能についてもランドセル選びの参考になるでしょう。

ランドセルのデザインや機能の種類が豊富になったことで、ランドセル選びに悩む場面も増えました。一方で、ランドセルを選ぶことを楽しみにしているお子さんも多いのではないでしょうか? 入学準備の気分を盛り上げるためにも、ぜひお子さんのお気に入りのランドセルをぜひ見つけてあげてください。

■全国の2018年4月に小学校に入学したお子さんを持つ保護者を対象に2018年4月にアンケートを実施。回答者数360人。

(※1)参照:『ランドセルの色の違い~メタリック編』(手縫いの手作りランドセル 萬勇鞄)
https://www.manyu-randoselu.jp/column/randoselu-choice/ironotigai_metallic/

(※2)参照:『オーダーメイドランドセル』(神田屋鞄製作所)
http://www.kandaya-kaban.net/shop/

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