子どもがパパになつかない時にできることとは?

イクメンという言葉が定着し、子育てに対する男性の意識も変わってきましたが、お仕事が忙しく、お子さまと接する時間がなかなか取れないという男性も多いかもしれません。そんな中でも、お子さまともっと仲良くするためにはどんなことをしていけば良いのか、どんなことに注意していけば良いのかなどを紹介していきます。

お子さまと仲良くなるためにパパができることとは?

◆毎日少しでもいいので会話をする
一日のほんの少しの時間でも、お子さまと会話をすることを心がけましょう。朝、顔を合わせたら「おはよう」とお子さまに話しかけるだけでも、お子さまはパパを意識するようになります。
また、1歳半~2歳頃は、寝る前に絵本を読み聞かせてあげるのも良いでしょう。お子さまが寝た後に帰ってくるパパの場合は、できるだけ朝は顔を合わせるようにし、お子さまと目線を合わせ少しでも話しかけてあげることを意識してみてください。また、朝ごはんだけでも一緒に楽しく食べるようにするのも良いかもしれません。

◆ママとの関係を大事にする
お子さまは両親の関係性に敏感です。ママとパパが楽しそうに笑顔で会話している姿を見ているだけで、お子さまもその輪の中に参加したくなるもの。そのため、ママとパパがいつも笑顔で会話できるように心がけたり、家事を少しでも手伝ってママの負担を減らしたりして、夫婦が良い関係性を築けるよう意識しましょう。

◆休みの日などにパパとお子さまだけの時間を作る
大切な休日は、お昼まで寝ていたい…と、ママに育児を頼みっぱなしにしていませんか?それでは、お子さまはいつまで経ってもなついてくれません。休日には、なるべくパパとお子さまだけの時間を設けて、パパだけでお子さまに触れ合うようにするのも良いでしょう。
赤ちゃんの時期には、優しく微笑み、声をかけながら、おむつを替えたりミルクをあげたりすることでスキンシップが増え、パパのお子さまに対する愛おしさも更に増していきます。お子さまも笑顔のパパを見ることや優しい声を聞くことで、記憶の中にお世話をしてくれる優しい人というイメージがつくでしょう。

◆休みの日などにパパだからこそできる遊びを一緒に楽しむ
お子さまとパパが触れ合う時間を有効的に使うのなら、パパだからこそできる遊びを取り入れることがおすすめです。
例えば、赤ちゃんの頃は「たかいたかい」をしてあげたり、「お馬さんごっこ」をしてあげたり。2歳を過ぎた男の子なら、「戦隊ものごっこ」をしたり、ボールを使って遊んでみたりすると良いでしょう。ママとは違うパワフルな遊びをすれば、お子さまもパパと遊ぶ休日が待ち遠しくなるはずです。

◆物事をある程度理解できるようになったら、叱るのはママ、フォローはパパと役割分担をする
お子さまは2歳頃から自我が芽生え始め自己主張も増えていきます。イヤイヤ期に入るお子さまもいますので、いつも一緒にいるママは怒ることが増えるかもしれません。
そんな時、お子さまは逃げ道がほしくなります。その逃げ道をパパがフォローするという形で 担ってはどうでしょうか。お子さまをママが叱ったらパパが優しくフォローすると、お子さまはパパを「優しい人」と認識するようになり、ママに叱られた時には、自然とパパへ寄っていくようになるでしょう。

ママができること

◆パパとお子さまだけで過ごす時には、笑顔で送り出す(または出かける)
休日にお子さまをパパに預けると、「大丈夫かな?」と不安になるママも多いかもしれません。しかし、その不安を顔には出さず、笑顔で送り出したり出かけたりするようにしましょう。
ママが不安そうな顔をしているとお子さまも不安になってしまい、パパと過ごす時間を楽しめなくなってしまいます。それを避けるためにも、ママは笑顔を心がけ「今から楽しい時間が始まるよ!」という雰囲気を出すようにしましょう。

◆パパに、お子さまの好きな音楽やキャラクターを教えてあげる
ママよりもお子さまと過ごす時間の少ないパパは、お子さまの変化にも鈍感になりがちです。好きなキャラクターの変化にも、なかなか気づくことができません。パパには、好きなキャラクターや音楽が変わるたびに教えてあげましょう。
パパとお子さまだけで過ごす時にも、お子さまの好きなものを知っておくことでパパの手助けになります。

◆パパが家にいない時には、ポジティブなことを伝える
仕事などでパパが家にいない時は、「パパお仕事を頑張っているんだよ」「パパがいつも○○のこと大好きだって」とポジティブなことを伝えてあげましょう。また、写真を見せてパパと楽しく過ごした時のことを振り返ってみることも効果的です。
パパの話をしている時のママが楽しそうだと、お子さまは「パパはママを笑顔にしてくれる存在」と認識するようになります。

◆お子さまの前でパパへの不満は言わない
お子さまはママや周囲の人の言動を敏感に感じ取っています。ママがお子さまの前でパパを悪く言ってしまうと、お子さまがパパを嫌いになってしまうこともあるかもしれません。ママやお子さまのために一生懸命働いてくれているパパへの感謝の気持ちを、ママがお子さまに伝えられると良いでしょう。そうすれば、お子さまにもパパへの感謝と尊敬の気持ちが芽生えるようになりますよ。

「イクメンプロジェクト」についても知っておきましょう

現在、積極的に子育てをしたいという男性のために、厚生労働省において「イクメンプロジェクト(※)」という取り組みがされています。
これは、日本の男性育休取得率を向上させ、社会全体が成長していくことを目指して立ち上げられました。育児に積極的に参加したいと思う男性が増えている一方で、育休が取りにくいという現状を変えようという取り組みです。
現状の育休取得率である2.65%を2017年度には10%に、2020年度には13%まで向上させることを目標に掲げています。
公式ホームページには、育児に参加したいパパに向けたさまざまな情報が掲載されています。
・育児休業制度のわかりやすい解説
・育児休業等についてよくある質問&回答
・育児休業届テンプレート
・「父親の仕事と育児両立読本」(支援制度の活用方法や仕事と家庭の両立ポイントを紹介したハンドブック)
・全国のイクメンの方々から寄せられた育児体験談
・全国の父子手帳のPDF

なども公開されているので、「制度を利用したいが、どうすればいいのかわからない」という方や、「仕事と家庭を両立するためにはどうすればいいの?」とお悩みの方は、是非利用してみましょう。

楽しく、自分らしい子育てをしよう

お子さまになついて欲しいという気持ちを持ったことで、パパとして一歩踏み出すことができたのではないでしょうか。その気持ちが芽生えたら、次はパパがお子さまを理解して、恥ずかしい気持ちや面倒くさいと思う気持ちを持たないこと、自分らしいお子さまとの触れ合い方を見つけて、近づこうとする努力が大切です。
決して無理はせず、家族みんなが笑顔で過ごすにはどうしたら良いのかを考えながら、子育てを楽しめるよう取り組んでみてください。

(※)参照元
育てる男が、家族を変える。社会が動く。イクメンプロジェクト
https://ikumen-project.mhlw.go.jp/

プロフィール

監修:市川由美子

保育士として15年以上にわたり、福祉施設、託児所、保育園などさまざまな場面での保育業務に携わる。
食育実践プランナー資格も有している。

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