うちの子飽きっぽい!?子どもの『好奇心』を広げるポイント2つ

3歳と2歳の息子さんとの日々を描いたイラストが人気のママインスタグラマー・ぴよととなつきさん。今回ぴよととさんと一緒に、3歳までの時期の好奇心の引き出し方について、子ども向けテレビ番組の監修なども行う心理学の専門家の沢井佳子先生にお話を聞いてきました。

0歳~3歳の時期の「好奇心」。どう引き出せばいいの?

おもちゃを買ってもすぐに飽きてしまった!そんな経験はありませんか?

赤ちゃん~3歳くらいまでの時期は、何に関心があるのか分かりにくかったり、興味の対象が変わりやすいため、

「うちの子は物事に好奇心がないのかな?」
「すぐに飽きてしまうのだけど…」

というママの声をよく聞きます。

いろいろなことに興味を持ち、主体的に行動する子に育つために、0歳~3歳の子どもの好奇心はどのようにすれば引き出せるのでしょうか?

今回は、冒頭の漫画も描かれた、人気の育児漫画インスタグラマー・ぴよととなつきさんと一緒に、心理学者として、幼児教育の映像やおもちゃの制作にたずさわる沢井佳子先生にお話を聞いてきました。

ぴよととなつきさん(写真左):2人の息子との毎日を描いたイラストがママたちの共感を集め、Instagramでのフォロワー数は11万人以上。育児コミックエッセイ「#ピヨトト家〜うちのアホかわ男子たち〜」(マガジンハウス)を2017年6月に発売。
https://www.instagram.com/naxkiiii/?hl=ja

何歳でも、どんな子にも好奇心はある!プロが観察するポイントは?

ぴよととさん「わが家は2週間に1度、10冊の絵本を図書館で借りてくるのですが、『読んで』と持ってくるのはお気に入りの1冊だけ、ということがよくあります。
うちの場合は兄弟で好奇心の対象がよく似ているなあと思うのですが、一般的には好奇心も個人差が大きいものなのでしょうか?」

沢井先生「大人から見て、好奇心が見えやすい子と、そうでない子はいますね。
例えばあまり活発に行動しないタイプの子や、言葉で表現できない赤ちゃんが何に興味があるのか。
これはなかなか分かりにくいですよね。

でも『うちの子、飽きっぽくて…』とか『好奇心が足りないみたいで…』とか、心配なさっているのを聞くと、それは全然心配ない。大丈夫って、思います」

ぴよととさん「そうなんですか?」

※沢井佳子先生:チャイルド・ラボ所長。静岡大学情報学部客員教授。発達心理学を専攻し、認知発達支援と視聴覚教育メディア設計を専門とする。幼児教育番組の「ひらけ!ポンキッキ」制作の心理学スタッフや、大学講師などを経て現職。幼児教育番組「しまじろうのわお!」監修。人工知能学会「コモンセンス知識と情動研究会」幹事。日本子ども学会常任理事。

沢井先生「はい。基本的には、まだ言葉を話したり何かをうまく使ったりできない赤ちゃんの時期でも、おとなしいお子さんであっても、好奇心はちゃんとあるんです。

例えば心理学の研究では、『赤ちゃんが何に興味があるか?』を探るとき、まず、『注視』や『リーチング』という反応を見て判断します。
『注視』は視線がその方向に向けられていること、『リーチング』は対象に手を伸ばす反応ですね。それも立派な好奇心の表れです」

ぴよととさん「確かに、赤ちゃんって常にそういう動きをしていますね。
うちの息子たちの年齢の2~3歳くらいだとどんな反応を見ればいいでしょうか?」

沢井先生「幼児教育番組の制作時の視聴調査で使ったポイントをお伝えすると、

①注視したかどうか
②それを見て声を出したかどうか
③動作と移動をしたかどうか(お母さんなど側にいる人に近づく、テレビに近づくなど)

この3点を中心に、8秒ぐらいの間隔で細かく記録し、観察していました。

『これが好き!』と声に出して言うなどの積極的な関心が表に見えなくても、子どもたちの好奇心を探るヒントは結構あるんです」

ぴよととさん「なるほど、判断できるポイントは必ずしも言葉だけじゃないんですね。
気づかなかっただけで、実はたくさん興味関心が眠っているかも…」

沢井先生「そうなんです、たくさん関心があっていいんです。
必ずしも1つのことに集中している必要はないんですよ。

むしろ、心理学的に考えると2~3歳くらいの時期は、キョロキョロしながらいろんなことに興味を持つ方が良くて、飽きっぽいということ自体、私は大賛成ですね」

ぴよととさん「そうなんですね、意外でした!」

沢井先生「例えば図鑑でも最初から最後まで順番にページを読まなくても、途中のページの何かが気に入っているのなら、そこに、その子の好奇心がちゃんと存在しているのが見えますよね?

好奇心の対象が移り変わる時は、『またすぐ飽きちゃった…』と残念がるのではなく、『どうしてここに興味を持ったんだろう?』と考えることで見えてくるものがあるはずです」

好奇心を広げるおもちゃ選びのポイントは「自由度」!

ぴよととさん「おもちゃ屋に行くといま好きなヒーロー物が欲しい!と言うことが多くて。
片付けが大変なので『サンタさんに頼んだら?』と言って先延ばしにしつつ、結局買わないようにしてるんですが(笑)。
好奇心を広げるためのおもちゃ選びのポイントはありますか?」

沢井先生「遊びが発展していきやすい、自由度が高いおもちゃがいいですね。

例えば、どう見ても携帯電話にしか見えないようなおもちゃよりは、積み木とか粘土とか、そういう遊び方の余地が大きいものの方が、子どもの好奇心や創造性を育みやすいんです。

ぴよととさんのお宅でもそういう遊びをしていることはありますか?」

ぴよととさん「さっき言ったように欲しいと言ったおもちゃをそのまま買うことはあまりないんですけど、家にあるおもちゃで自分の欲しいものをつくることはありますね。

線路のおもちゃで『これは剣だ!』って言ったり、ギターのような形をつくって歌ったり。
そういう子どもの発想力には驚かされます」

沢井先生「すごい!そういう風に、自分で考えて遊び方に変化がつけられるおもちゃってすごく大切なんです。しかし線路のおもちゃって、意外と応用がきくんですね(笑)。」

ぴよととさん「確かに…(笑)。線路といえば線路だけど、意外と抽象的な形かもしれません」

沢井先生「なるほどなあ、面白いですね。
遊びのタイプにはいろいろあると言われていますが、その中でもこの時期の子どもの遊びで重視したいのは『模倣』です。
真似っこを軸に「ごっこ」で遊ぶということですね。

息子さんたちがしているような見立て遊びの中で、自由度が高いおもちゃは子どもの『模倣』の遊びを邪魔しません。
「ごっこ」遊びの想像力を助けるおもちゃが理想かなと思います」

好奇心を広げるためには「親子で遊ぶ」が大切!

沢井先生「もう1つ覚えていて欲しいのは、どんなに考えて買ったおもちゃでも、買い与えて満足してしまってはだめということです。
親や周囲の大人の関わり方によって、遊びの幅は広がるということが、とても重要なんですね。
例えばブロック遊びをしている時に、大人も一緒になって遊ぶ。そして『これは何?』『誰が住んでるの?』というふうに、頭に思い浮かべていることをお話しするんです。

子どもが思い浮かべていそうなことを言葉にしてあげることで、よりイメージ世界を広げることができますし、親の方もやりとりの中で『子どもはいまこういうふうに考えてるんだ』と理解できるようになります。
おもちゃが勝手に好奇心を引き出し続けてくれるということは、あまりないですからね」

沢井先生「ただ、そういう子どもの空想の世界に入り込むのが苦手、というお母さんお父さんもいると思います。

そういう時は心理学者もよくやるのですが、パペット人形などを使って、お人形の役になって話すと、すんなり受け入れてくれる子どもも多いんですよ」

ぴよととさん「あ!それやってるかも…。私も食事の時に、スプーンになりきって、『スプーン電車だよ~。カイくんのお口トンネルはどこかな~』とか話してます(笑)。
そうするとスムーズに食べてくれたりするんですよね」

沢井先生「すてきな工夫ですね!
そういう物語を作ってあげるというのは、とても有効だと思います。お兄ちゃんの方はどうですか?」

ぴよととさん「お兄ちゃんの方はいま数に興味があって。
だから食事の時もお皿の中にあるものを数えながらだと食べてくれるんですけど、最近遊び食べが多くて毎食怒っちゃってるんですよね…。
それも好奇心だから、親は寛容な心で受け入れることも大事なんでしょうか?」

沢井先生「お母さんが無理をする必要はないですよ。
叱る理由って大抵、大人の方に困っている状況があるからなんですよね。

そういう時に、『なんで困っているのか』『どうして欲しいと思っているのか』、お母さんが考えていることをそのまま話してみるんです。

『あ~あ、時計の大きい針がここにくるまでにご飯食べてくれないとお母さん会社に遅れて困っちゃうな~。だから目玉焼きとヨーグルト食べて欲しいんだけどな~』というふうに、『心の声のぼやき』みたいな感じでも十分。

親としては、自分の言いたいことは一応言えているので少しはストレスを発散できるし、聞き手の子どもにとっても、親から一語文で『早く!』『行くよ!』って怒られるより、ずっと飲み込みやすいと思います」

ぴよととさん「なるほど~!」

沢井先生「即効性はないかもしれないけど漢方のように効いて、やがて子どもたちは大人の見立てや言葉づかいを真似するようになってくるんですよ」

ぴよととさん「なるほど。うちの息子たちも、いつの間にか私の言い方を真似て『片付けないとご飯食べられないよ!』って注意しあうこともあるので、その時は聞いてないように見えても、大人の言葉は思った以上に子どもたちの頭に残るのかもしれませんね。
沢井先生、貴重なお話をありがとうございました!」

親子で遊びながら好奇心を広げられるように考え抜かれた教材って?

「好奇心」は赤ちゃんの時期から子どもたちが持っていること。
そして、好奇心の幅をより広げていくためにはおもちゃ選びや大人の関わり方にポイントがあることが分かりました。

そんな子どもたちの好奇心を、親子の遊びの中で広げていけるように設計されているのが、<こどもちゃれんじ>です。

子どもの年齢や発達に合わせた教材設計で、子どもたちの身近なところから好奇心を引き出します。

また、教材は子どもが自分から手を伸ばし遊ぼうとする内容で、子どもたちの自由な発想・旺盛な好奇心を邪魔しない設計です。
大人が思いもよらないような遊び方や、おうちにあるおもちゃと組み合わせれば、新しい遊び方を見つけることもできます。

取材当日は<こどもちゃれんじ>のドーナツのおもちゃで遊んだシンくんとカイくん。
沢井先生の声かけで、ドーナツ屋さん以外にも、数を数えたり物の量を比べたりして遊びました。

沢井先生によると、このような汎用性が高いおもちゃは、声かけやアイディア次第で遊び方の幅が広がりやすいのだそう。
特に幼児期は「算数だから数字を見せる」ということではなく、遊びの中で数字や量に親しんでいくことが大事ということです。

<こどもちゃれんじ>には、毎月おうちの方向けの冊子がついてきて、知的な発達をうながす玩具の遊び方や声かけのしかたを教えてくれるので、遊びを広げながら親子で一緒に遊びが楽しめ、子どもの発達と個性が発見しやすくなるのが特徴です。

「しまじろう」のような子どもが大好きなキャラクターが教材の随所に散りばめられているので、沢井先生がおっしゃっていたように、「おうちの方がキャラクターの役に寄り添うことで、子どもに声をかけやすくなる」ところも嬉しいですね。

0歳向けはこちらをチェック

1・2歳向けはこちらをチェック

2・3歳向けはこちらをチェック

<こどもちゃれんじ>で「好奇心」をもっと広げよう。

子どもたちの好奇心を広げ、親のかかわり方のサポートもしてくれる<こどもちゃれんじ>

上手に活用することで親子で一緒に好奇心をぐんぐん広げていきませんか?

0歳からできる「好奇心」の引き出し方

1・2歳から「やってみたい!」を刺激する!

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イラスト:ぴよととなつき

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