保育園連絡帳はお子さまの心と体を守る大切なもの

保育園や幼稚園に入園すると必要になるもののひとつに連絡帳があります。
お子さまが入園すると、保護者のかたがお子さまと離れて過ごす時間が長くなりますよね。連絡帳にたくさん記入して、保育士との連携をしっかり取っていきたいと思う保護者のかたがいる反面、毎回記入しなければならないことに骨が折れると感じたり、「どうしてこのノートに記入しなければならないのか」と疑問を抱いたりするかたもいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回は保育園にお子さまを通わせる保護者のかたのために、保育園に入園することで必要となる保育園連絡帳とはどのようなもので、どんな意味があるのかご紹介しましょう。また、幼稚園連絡帳も役割や使用目的は保育園連絡帳と同じですので、幼稚園にお子さまが通われている保護者のかたも、ご参考にご覧ください。

保育園連絡帳とは?

保育園連絡帳とは、保護者のかたと保育士が連絡し合うことでお子さまを守っていく大切なものです。
保育園により記入項目はさまざまですが、必要事項を記入し保育士に伝えることで、お子さまのその日の体調や心の状態に配慮してもらえます。

◆保育園連絡帳はどこで購入するの?
保育園により購入方法はさまざまです。保育園指定の連絡帳を入園と同時に渡される場合もありますし、保護者のかたの方で自由に用意できる場合もあります。
保護者のかたが用意する場合は通販などを利用して購入することもできます。連絡帳カバーの柄や色を自分で選ぶ楽しみもあるでしょう。

家庭からの記入欄に書いておきたいポイント

家庭からの連絡事項には以下の内容を押さえて書きましょう。

◆困ったこと、心配なことなど、相談したいことを記入する
例えば「最近、夜なかなか寝てくれません。何かいい方法はないでしょうか?」「トイレトレーニングがなかなか進まないのですが、保育園での様子はどうですか?」「家ではどんなふうに声をかけていくとよいですか?」など、ささいなことでもよいので相談してみましょう。

◆体調など気になったことを伝える
例えば「先週発熱し、今は下がったのですがよく見ておいていただけると助かります」「登園前にゆるい便が出ましたので、見ていただけると助かります」など、現状を伝えることで体調に配慮してもらうようにしましょう。

保育士は連絡帳の内容をチェックし、「家庭での様子はどうか」「体調はどうか」「朝ごはんは食べたのか」「睡眠は取れているのか」といったことや、保護者のかたからの連絡事項を早めに読むことで、その日のお子さまの様子に気をつけながら関わっていくようにします。どんな小さなことでもしっかり書いておくとよいでしょう。

保育園からの連絡に目を通そう

保育園の連絡帳に毎回記入することに加え、保育士からの連絡内容に毎回目を通すのは、保護者のかたにはエネルギーのいることでしょう。とはいえ、お子さまのささいな変化に気づくためにも、連絡帳に目を通す習慣はつけたいところです。

保育士は連絡帳の中からお子さまの体調などを理解し、その日の関わり方に配慮していきます。
例えば、夜寝る時間が遅かった場合や、家庭の事情で遅くまで出かけていたなどして疲れが残っている場合には、お子さまがいつもより機嫌が悪くなったり体調を崩したりすることもあるでしょう。そういったことを連絡帳に書いておけば、保育士はその疲れが少しでも和らぐよう心に留めながらお子さまと1日を過ごします。お昼寝で起こす順番を最後にするなどの配慮もするでしょう。
また、保護者のかたからの連絡内容がいつもよりもシンプルだった場合は「忙しいのかな?」などと保護者のかたの様子を想像し、いつも以上にお子さまの心に気づけるように様子を見ていきます。一方、楽しいことがあったとわかる内容が書かれている場合は、その楽しい気持ちが発展するようにお子さまと話をするでしょう。

0歳児のお子さまについては、家庭での母乳・ミルクの時間や量、睡眠時間が重要です。その生活の流れに合わせてお子さまの様子を見極め、保育園でのミルクの量や時間、お昼寝の時間などに配慮をしていきます。
このように、保育士は連絡帳の内容を踏まえたうえで保育園でお子さまと関わり、その様子を連絡帳に記載します。保護者のかたが連絡帳に毎回目を通すことで、お子さまの様子を理解できるだけでなく、保育士との信頼関係の構築に役立てられるでしょう。

保育園連絡帳は家庭と保育園それぞれにおけるお子さまの様子を連絡し合うことで、保護者のかたと保育士が連携し、信頼関係を築いて、お子さまの心と体を守る大切なものです。保護者のかたはお子さまの様子を直接保育園で見る機会が少ないため、お子さまを保育園に安心して預けるためのコミュニケーションノートとして、連絡帳を利用しましょう。

プロフィール

監修:市川由美子

保育士として15年以上にわたり、福祉施設、託児所、保育園などさまざまな場面での保育業務に携わる。
食育実践プランナー資格も有している。

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