お子さまに交際相手はいる? 小学生から高校生までの交際事情とは?
男女交際の低年齢化が進んでいると言われている現代ですが、お子さまの交際事情について、親はどう考えているのでしょうか。「うちの子はまだまだ子ども。交際相手なんて……」と思っていたら、交際相手がいると聞かされ驚いた保護者のかたもいらっしゃるかもしれません。小学生~高校生までのお子さまの交際事情についてアンケートで聞いてみました。
多い? 少ない? 高校生の20%は「交際相手がいる」
まずは、お子さまに付き合っている相手がいるかどうかについて伺いました。
小学生は6学年あるため、ここでは5~6年生のグラフのみをご紹介します。
小学生では「いない」という回答が圧倒的に多く、80~90%。「いる」という回答は2~3%と少なめですが、小学校高学年になると、「以前はいたが、今はいない」という割合が9%になり、小学校高学年では、交際相手がいる・いたことのある子を合わせると10%を超えることがわかりました。
次に、中学生になると、どの学年も10%程度は交際相手がいるという結果になりました。一方で、「わからない」という割合が小学生の比べ、6~8ポイント増えています。思春期を迎え、親子関係にも少しずつ変化が現れてきたということなのかもしれません。
高校生になると、「いる」の割合が20%になり、「以前はいたが、今はいない」割合と合わせると37%に。交際経験のある子どもの割合と、いない子の割合がだいたい同じくらいという結果になりました。
高校生でも子どもの交際相手に「会ったことがある」が多数!
次に、交際相手のことを知っているかについて聞いてみました。
交際相手が10%超の割合でいる小学校高学年では、そのうち5%が「相手に会ったことがある」という回答だった一方、「会ったことはなく、子どもは話さないが周りからの噂で知っている」という回答も同数。2%の「会ったことはないが、子どもから話を聞いている」より多いのが意外な印象を受けます。
中学生になると、「会ったことはないが、子どもから話を聞いている」が8%に。「会ったことがある」と同じ割合となり、親子でお子さまの交際相手のことを話すようなフランクな関係が想像できますね。
次に高校生では、お子さまに交際相手がいるというかたの中では「会ったことがある」が最多数でした。「交際相手のことはほとんど知らない」割合は4%ですが、「会ったことはなく、子どもは話さないが自分で調べて知った」というかたは0。親子のコミュニケーションの中で、交際相手のことも話してほしいという保護者の願いの現れなのかもしれません。
小学生も、SNS・メールは交際に欠かせない必需品!?
最後に、交際内容についてどんな交際をしているのか聞いてみました。
小学生は、「学校外で遊んだりする」という子が2~4%いる程度で、「デートをしている」という子はほとんどいませんでした。また、学年が上がるにつれて「メールやSNSでのやりとり」をしている子が5%ほどまで増加しました。
次に、中学生です。「メールやSNSのやりとりが中心で、学校外で会うことはない」「メールやSNSでのやりとりが多いが、たまにデートをしている」子の割合がそれぞれ6%。二つ合わせると「学校外でよく会ったり遊んだりしている」の2倍以上の数字となり、中学生の交際ではメールやSNSが大きな存在となっているようです。
高校生になると、「メールやSNSでのやりとりが多いが、たまにデートをしている」という回答が15%、「学校外でよく会ったり、遊んだりしている」が11%になりました。「メールやSNSでのやりとりが中心で、学校外で会うことは少ない」という回答は6%で、高校生ならではの行動範囲の広がりを感じさせる結果となりました。
一方で、小学生の調査では2%だった「どんな交際をしているかわからない」が、中学生・高校生になるに連れ少しずつ増加し高校生では5%に。「交際相手がいるかわからない」という回答も学齢ごとに9%→16%→22%と増加しました。
【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:小学生・中学生・高校生のお子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2016年10月3日~2016年10月17日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:1,998人