時期は? 人気のプレゼントは? 小学校入学祝いの基礎知識
親戚のお子さまが小学校に入学する際には、心を込めたお祝いの品を贈りたいものですよね。とはいっても、いざ贈るとなると、いつごろ贈ればいいのか、お祝いの品の相場はどのくらいかなど、迷うことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、小学校に入学するお子さまへの入学祝いについて、基礎知識をまとめてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
入学祝いを贈る時期は?
入学祝いは入学式の前までに贈りましょう。3月中旬~下旬であれば先方がちょうど入学準備を進めている時期に重なるためベストです。卒園式の後だと先方のお子さまが進学に向けてモチベーションを高められるためタイミングがいいですよ。
お祝いの品の相場は?
お祝いの品の予算は、甥や姪に贈る場合は5,000円程度、孫に贈る場合は1万円程度が相場と言われています。現金を包む場合も同じくらいの金額を目安にしましょう。なお現金を包む場合は、縁が切れてしまうといわれる割り切れる数の「2」、「死」を連想させる「4」、「苦」を連想させる「9」などの数字を避けるのがマナーです。
人気のお祝いの品は?
入学祝いにはどのようなお祝いの品が人気なのでしょうか。以下でベスト3をご紹介します。
【1】名入れ鉛筆
名入れの鉛筆は人気のある入学祝いのひとつです。小学校に入ったら毎日使う鉛筆は何本あっても助かりますよね。名入れであればお子さまにとって特別な文具になりますし、保護者にとっても記名の手間が省けるため喜ばれます。
Bや2Bといった濃さの指定がある場合があるため、事前に贈り先の保護者に確認しておくとよいでしょう。
【2】図鑑、辞書
高級感のある図鑑も入学祝いにおすすめです。小学校入学頃は、世の中のさまざまな事柄に興味をもつ時期ですから、動物や植物をはじめとし、恐竜、宇宙など幅広いジャンルの中から選んでプレゼントするようにしましょう。
また、国語辞典や漢字辞典も学年が進めば使うようになるため喜ばれます。最近では小学生用の英語の辞書も出ていますので、候補のひとつにしてもいいかもしれませんね。
図鑑や辞書は、先方がすでに同じものを持っていないかを確認してから贈るようにしましょう。
【3】ハンカチ
学校生活に欠かせないアイテムのひとつであるハンカチも入学祝いに喜ばれます。お子さまがポケットに入れやすい大きさと厚さのものを選ぶようにしましょう。
何枚かセットで贈っても先方の保護者は助かります。なお、名入れにしたりワンポイントで刺繍を入れたりするサービスを利用してもいいでしょう。より特別感が高まりますよ。
のし紙や水引は?
のし紙や水引なども気になるところですよね。
プレゼントの場合ののし紙は、結びは花結び(蝶結び)、水引は5本か7本の赤金を用いるのが一般的です。
現金の場合は、表書きは「御祝」または「御入学御祝」とし、結びは花結び(蝶結び)か鮑結び、水引は5本か7本の赤白(5本か7本)を用いるようにしましょう。
入学祝いのお返しは?
入学祝いは親戚の間のお祝いであり、またお子さまに対してのお祝いであるため、基本的に保護者からのお返しは不要です。ただしもらったらできるだけ早く、お子さまから電話や手紙でお礼をするようにしましょう。手紙の場合は、お子さまの入学式のときの写真を添えるなどすると喜ばれますよ。
どうしてもお返しをしたいという場合は、もらったお祝いの3分の1~半分程度の予算で、内祝いという形でお返しをしましょう。品物はタオルやお菓子などが人気です。のしには「入学内祝・お子さまの名前」と記します。
品物の代わりに、お祝いをくれた親戚を旅行や食事会に誘う方法もよいでしょう。
お子さまに喜ばれるお祝いを贈ろう!
小学校の入学式を控えたお子さまは、初めての学校生活にわくわくどきどきしているはずです。それをあたたかく見守る気持ちで、お子さまが喜ぶお祝いの品を贈ってあげましょう。きっと気持ちが伝わるはずですよ。